● 宇都宮はベルモールのスターバックス。コーヒーのショートサイズ,280円。あれっ,スタバってドトールに比べると高いイメージがあったんだけど,この280円は激安だよなぁ。
40年前の“純喫茶”でも,コーヒーはこんな値段だったような。これじゃ,個人経営の喫茶店は消滅しても不思議はないか。
● 昔の“純喫茶”は談話室だった。スタバやタリーズは書斎あるいは執務室だ。高校生にとっては学習室だ。
当然,長居をする人が,少なくない数,いる。昔はネバるといった。そそくさとコーヒーを飲んでサッと出る人は少ない。
● これで採算が合うんだろうかと余計な心配をしたくなる。しかし,スタバの財務状況が左前だとは聞いたことがない。
ま,スタバにはサンドイッチやスコーンもあるし,高い飲み物もあるから,そこは素人にはわからないノウハウがあるのかもしれない。
● なんだけど,日本って安くなってますよね。コーヒーも(相対的に)安くなったし,酒も30年前より安く飲めたりする。文具や雑貨も安い。
東京といえば世界でも有数の物価の高い都市だったと思うんだけど,今やシンガポールや香港は東京以上に高くなっているようだし,へたするとバンコクあたりも東京並みになっているんではなかろうか(東京で高いのは電車賃くらいじゃないか。公共料金は高いというイメージがある)。
● ということはつまり,日本はさらに住みやすい国に近づいたということか。治安はいいし,水の心配はないし,食べものも安い,と。
人の値段が安くなったってのもあるんでしょうか。グローバル化というのは労働力価格も均一化に向かうってことですかね。日本の人件費は相対的に高かったんだから,世界規模で均てん化されるとすれば下がるしかない,と。喜んでばかりはいられないのかもしれない。
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