● 地元のスーパーで。カートを押して歩いていた。先方にいた店員(男性)がにわかに笑顔を作った。その顔を向けた先にいたのは,南米から来たとおぼしき外国人の男性だった。
彼もまた,満面の笑みを浮かべて店員に何かを訊ねていたのだった。
● なるほど。笑顔ってのは言葉が通じない相手にも通じるんだな。
っていうかですね,彼の“満面の笑み”はほとんど感動ものだった。これさえあれば,世界のどこでも生きていけると思った。
● そうして,次に自分の来し方を振り返った。こうしたやりとりが,自分は苦手だった。たぶん,一度もやったことがなかったと思う。やったことがないんじゃないな。できなかったと言わなければ。
笑顔の大切さなんて誰だって知っている。ぼくも知ってはいた。知っていたとおりにできなかったということだ。
● 外国でその国に住む人たちを相手に,彼のようにできればなぁと思った。その前に国内でできないとな。それができるようになるために,何が必要なんだろう。
いろんなことを知っていればできる? 当然,否。学歴も収入もその要件に該当しない。何が必要なのか。
● 人見知りする性格を直す? 人に興味を持てるように努める? 自分は何も知らないということを知る? 過度の警戒心を解き,人を信用する?
究極は好奇心なんだろうか。
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