● 初めて泊まった。相方は二度目になるらしい。なぜ泊まることになったかといえば,相方が安い宿泊プランがネットに出ているのを発見したから。
どのくらい安いかといえば,35,000円(二人で)。この安さは破格だと思った。詳細は後ほど。
● 2005年に「曲がり角の彼女」というドラマがあった。フジテレビだったと思う。稲森いずみ演じる大島千春はグランフォートホテルの企画営業部で働いている。そのグランフォートホテルの舞台になったのが,都ホテルではなかったか。
このドラマ,たぶん稲森いずみの代表作になったと思う。釈由美子の三原なつみが「千春さんっ」と千春を難詰するシーンが,印象的だったな。もう10年も前になるのか。
● 場所も白金台だ。撮影には絶好の場所だったろう。
でもまぁ,白金台にもドンキがあった。セブンイレブンもキャン・ドゥーもあるんでした。そりゃそうだ。
だけど,この辺,家賃はいくらくらいだろう。自慢じゃなけど,ぼくの給料では借りられないだろうなぁ。
● このホテル,だいぶ古くなっているらしい。スタッフの説明によれば,2階は改装が終了したそうだ。ぼくらが泊まるのは,その2階にある部屋。
このホテルの売りのひとつが庭園ビューだと思うんだけど,ぼくらの部屋は庭園とは反対側のよそん家ビューだった。ま,ビューはどうでもいいんだけどね。
● 相方が予約したのは,“みやび”という宿泊プラン。「シェラトンクラブ ラウンジ」を利用できる。ホテルのプール,フィットネスジム,サウナもただで使える。
細かいことだけれども,ウェルカムケーキも付く。ケーキというかお菓子。メインはマカロン。それとお香もくれた。家で使ってね,っていってね。
● さっそく,庭園を歩いてみた。地下1階から出られるようになっている。
庭園には違いないとしても,平地はほとんどない。多くは法面だ。そこにもともとあった樹木をそのまま保存して,遊歩道を設置している。
したがって,造るのに要した費用よりも維持管理に要するメンテナンスコストの方が,ずっと高くつく。維持管理の状態はさすがはホテルであって,公立の公園とは一線も二線も劃する。
今の時期もいいけれど,夏場は自然の涼しさを提供してくれるエリアになるのではないか。
● ラウンジも最上階ではなく,2階にある。改装云々とはべつに,庭園を間近に眺められる2階にあえてラウンジを持ってきたということだろうか。
3つの部屋をひとつにしたんだろか。広さは充分。座席数も多い。18時から20時までがパブタイム。意外だったのは,パブタイムに入っても,空いていたことだ。インターコンチネンタルやウェスティンのラウンジは,その時間帯には満杯になるので,ラウンジとはそういうものだと思っていたのだが。
● パブタイムに来ていた人たちを見る限り,このホテルも外国人比率が高い。スラヴ系が多いように思えた。それかあらぬか,スタッフにもスラヴ系の美女がいたね。
余計なことだけど,スラヴ系って若い女性はほぼ全員が美女でありますね。年増美人は極端に少なくなる。なぜだ?
あと,南米系とアジア系が多い。アジア系は家族連れも何組か。
● 最も印象に残ったのは,一人で来ていた中国系の美女。お年頃は30代の前半か。
なぜ印象に残ったかというと,MacとiPadを持ちこんで,両方を操作しつつ,食事をしていたからなんですけどね。iPadを参照しつつ,Macに何事かを打ちこんでいたようだ。
食事はワンプレートに盛って持ってきた。フォークを突き刺して口に運ぶ。食べやすいサイズに切り分けるなんてまどろっこしいことはしない。大口をあけて食べる。
食べることにはまったく気が行っていないようだ。とにかく,MacとiPadの情報が大切だ。そんな感じだった。何をしてたんだろ。株式取引でもやっていたんだろうか。
● さて,ラウンジのパブタイムの充実度はどうか。酒は日本酒以外はノンアルビールも含めて,揃っていたようだった。あ,普通のウィスキーはなかったか。バーボンはあったけど。
ノンアルコール飲料は,オレンジジュース,リンゴジュース,炭酸水,ミネラルウォーター,コーヒーなど。充分な品揃え。
● パブタイムなんだから,夕食もここで済ませようとするのは無茶だ。大半の人は,その無茶をやっているように思うけどね。ぼくらも含めて。
で,その食事の方は,揚げ物が多かった印象がある。限られた予算をどう使って満足度の高い料理にするか。そこの工夫の跡はよく感じられる。貝柱の春巻きとか,あんかけビーフンとか。
一番旨かったのは野菜スティック。セロリとニンジンとキュウリをマヨネーズで。って,これは褒め言葉になっていないな。
● バーボンをソーダ割りにして3杯飲んだ。食はあまり進まなかった。朝,昼と食べ過ぎたかもしれないので,その影響がある。
それと,ラウンジが空いていたことだ。満席になっていると,セリ喰いになるんだけどね。セリ喰いって子どもだけのものじゃない。大人にもある。
ゆったりと空いていると,飲み食いも緩慢になる。このホテルのラウンジは穴場かもしれないね。
● プールやフィットネスジムがただで使えるのは,あまりありがたくもない。なぜなら,ぼくは泳げないのだし,運動のための時間をわざわざ作るのは,ぼくの個人憲法にはないからだ。
運動というのは,その道のプロでもない限り,わざわざ時間を作ってやるものではないと思っている。目的は別にあって,その目的を果たすための手段として運動するというふうでなければならない。買いものに行くのに歩く,通勤に自転車を使う,そういったことだ。
● しかし,サウナはありがたい。寒くなってきたこの時期にサウナは絶好。かといって,普段,わざわざサウナに行くのも億劫だ。
で,久しぶりにサウナに入った。汗を絞ったあとに体重計に乗った。ら。21日の人間ドッグのときより3㎏増えていた。当然,体重計が壊れていたのであろうな。それ以外にはないであろうな。
● ロビーの一画に数台のパソコンが置かれているエリアがあった。無料でインターネットが使えるようになっている。シェラトン・スタンダード。もちろん,自分のパソコンを持ちこんでも,フリーのWi-Fiが用意されている。
昔はビジネスセンターを提供するホテルもあったけれど,これはだいぶ減っているのだろうね。Wi-Fiが使えれば,ビジネスセンターの必要はない。外部の人や機械を煩わせることなく,パソコン+インターネットで完結する範囲が格段に増えたものね。
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