2019年9月1日日曜日

2019.09.01 3週連続,週末はロイヤルパーク

● 今週末もロイヤルパークホテルに投宿。コスパの高い贅沢。いつものとおり,相方とはラウンジで落ち合う。
 落ち合う場所はラウンジしかない。相方が先に着いてチェックインをしている。カードキーは彼女が預かっている。エレベーターはカードキーをかざして停まる階数を指定する方式だから,迎えに来てもらわないと部屋にはいけない。

● というわけで,まずはラウンジで酒だっ,酒。ハイボールを3杯。

● ロイヤルパークに泊まったときは,お約束の「兎屋」。今日はつけ麺。大盛りで950円。
 つけ麺は平打麺,ラーメンは丸麺。麺は浅草の開化楼のもの。麺の盛りつけが綺麗でホレボレする。
 明らかに食べ過ぎているわけで,このあたり,ちゃんと節制が効くようになるといいんだがなぁと他人事のように思う。

● ロイヤルパークホテルのラウンジは21時まで。これで良いと思う。不夜城よろしく,遅くまでやってるのがいいとは思わない。
 カクテルタイムからずっといたのだろうとおぼしき女子2人組,声が大きい。これが一番目立つ。正直すぎて申しわけないが,下層民というイメージになる。イメージね,あくまで。
 口角泡をとばして,という。喋ってる内容も共通の第三者に対する人物評。居酒屋談義の中でもかなり質が低い方のやつ。

● ホテルラウンジでの朝食。いつもの“朝食 The 人形町”。ご飯と味噌汁。かまぼこに卵焼き,梅干しとお新香と海苔。簡素にして豪華。堅実にして宇宙大のバラエティー。
 日本の朝食は保存食でできている。かまぼこも梅干しもお新香も海苔も,保存食だ。保存食をそのまま使う。火を使っているのはご飯と味噌汁だけ。朝の食事はそれが合理的。問題は保存技術の深度とバリエーションだ。
 これはその国なり地域の風土との関連で決まるだろう。日本ではこうなった。

● もしホテルに住むとしたら。さすがにスイートじゃないと辛いだろうと思っていた。が,見解(?)を改める。ワンルームでも行ける。
 ただ今,ロイヤルパークホテルの1648号室。ここに半年や1年はいられそうだ。余計なモノを持ち込まないのが前提かつ快適を担保するコツになるが,この部屋でOKだ。

● ロビーのソファでTwitterをいじっている。こうしてオープンスペースで時間を過ごせるホテルがいいホテル。
 その点では,シェラトン都は素晴らしい。ロイヤルパークはギリシア神殿風の直線が多く,シェラトン都は和風の曲線が多いからだと仮説を立ててみたが,明らかに違っているな。そういうことじゃない。
 要は,腰をおろせるスペースが潤沢にあるかどうかに尽きるわけだ。収容人員との兼ね合いもある。シェラトン都がこの点で快適なのは,客室数が多すぎないことが与っている(と思う)。

● 今回は昼間の人形町を歩いてみた。甘酒横丁にある谷崎潤一郎生誕の地の表示版。ここにあった印刷所で生まれた。その印刷所はもちろん跡形もない。
 ぼくは『陰翳礼讃』すら読んでいない。谷崎潤一郎の読者ではない。のだが,彼が生まれた頃の人形町の様子を想像してみる。その想像の中に谷崎少年を置いて動かしてみる。どうも上手くいかない。

● 大通りから路地に入ると,そこの角からハッとするほどの“いい女”が現れるんじゃないかと思わせる。そういう風情がある。あるというか,そう思おうとしているのかもしれない。
 このあたりが“元吉原”であることは関係ない。今の人形町の空気や街のありようがそう思わせるのだ。ただし,“元吉原”だったことが,この地の骨格を決めたかどうか,ぼくにはわからない。

● 清洲橋通りを歩いて,清洲橋へ。隅田川テラスを経て,ホテルに帰着。
 先ほど,路地で出会った“いい女”とお手てつないで歩けたら,どんなによかんべ。どうやってホテルに連れ込もうかと頭の中を忙しく回転させながら,何もやましいことは考えていない風情で歩くのは,男子の本懐というものであろー。
 そういうことも,経験すべき時期にきちんと経験しておいた方がよい。そして,その種の駆け引きにおいては,男は女の敵ではないことを実地に知らされた方がよい。

● さて,チェックアウト。手続きはラウンジでできる。最後に飲むのは水。次は再来週の予定。

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