2019年1月14日月曜日

2019.01.14 新橋駅構内の「かのや」

● 新橋駅構内の「かのや」で今日2度目の食事。730円。

● 前からいる(たぶん)中国人のお姉さん,日本語で他のスタッフと軽口をたたいている。中国人男性フタッフとも日本語でヨタを飛ばしている。すっかり慣れて適応している感じ。
 大したもんだな。自分ならできるだろうかと考えると,かなりの程度に否定的。

● ところで,注文したのはエビ天丼とうどんのセット。天丼でも粋を極めるところまで行くにはそれ相応の修行が必要だろう。食べる側も相応の出費を覚悟しなければなるまい。
 が,7割の出来でいいとするなら,事情は全く違ってくる。7割までは簡単に行けるのだ。ほぼ苦労なしに。作るのに修行など要らないだろうし,食べる方の負担も大きく減る。

● この立喰いうどんの店で出す天丼も,7割ラインはクリアしていると思う。
 ぼくはその7割で良しとする。神は残りの3割に宿りたもうことは否定しないけれども。

● ただ,7割のままで喰っていこうとすると,当然ながら安月給になる。高くは売れない。
 神が宿っていないのだから。っていうか,それが最大のマス層なのだから,代わりはいくらでもいるからだ。

● しかし,商売のやり方としては,7割で満足するマス(大衆)に狙いを定めてそこに集中するのは,非常に賢いやり方だと思う。競争相手が次々に現れるだろうけれども,そこで勝ち抜ければ,高級レストランでは及びもつかない利潤を得ることができるだろう。
 食べることに高邁な文化を見る人が,高級レストランに行けばいいので,実利を取るなら7割で満足するマスを相手にするに限る。

● ぼくは,自分にも他人にもモノにも7割しか求めて来なかった。そういう人生を送ってきた。後悔はしていないが,人様にはとても勧められない。

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