● 元日も東武電車で帰った。東武に乗ってわかることは,栃木から栗橋は近いのだということ。栃木から宇都宮よりも近い。
もうひとつ。関東平野を実感するのなら,JRよりも東武が向いている。
● さて,今日も東武で帰ることにした。半蔵門線が東武電車に乗り入れているからだ。
まずは押上で降りてみた。電車は東武線に入って南栗橋まで行くのだが,半蔵門線としてはここが終着。といって,押上に用があるわけではない。スカイツリーに上ってみようとは髪の毛一本ほども思わない。
すぐそばに業平橋駅(今は,とうきょうスカイツリー駅)がある。浅草から乗ると押上は通らないはずだ。Wikipediaによれば,押上~曳舟間は「支線のような形になっている」とある。半蔵門線が東武線に乗り入れるまでは,東武線には押上駅は存在しなかったということか。
● 次の電車は久喜行きだったので,東武動物公園で乗換え。東武動物公園って,以前の駅名は何といったっけ。杉戸か。日本工業大学はここにあったのだな。
東武線なんだから,こういう駅名に変えることは当然。ことさら異を唱える話ではない。だけども,杉戸のままでよかったのではないか。伊勢崎線と日光線の分岐駅で,東武線の中では拠点駅のひとつになっていると思うのだが,なればこそ地名を離れるべきではないと思うのだが。
● 南栗橋から新栃木行きに接続。この車両は,昔,浅草~東武日光間を直通で結んでいた快速列車に使われていたものだ(と思う)。この仕様では,南栗橋以南には投入できないだろう。
ひょっとして,今でもあるのか,この快速。ないよね。直通はスペーシアだけだよね。
● 東武線で宇都宮に着くと,ひどく情けない気分になる。どん詰まりの田舎に来たという感じ。JR線で宇都宮に着いたときにはあまり感じないのだが,何なんだろうな,この感覚は。
ひとつには,東武線の場合は宇都宮が終着駅だからでしょうね。しかも,ホームがひとつしかない。一面二線。だいぶ遠くに来たんだな,と。
● 東武の宇都宮線は完全に支線扱いで,東京からの特急電車は新栃木から日光線に入る。おそらく,それが乗客の利用形態に見合っているのだろうが,栃木で乗り換えた宇都宮行きが下りであることに,若干の違和感がある。
JRでも小山から宇都宮に向かう場合は下りになるわけで,事情は同じなのだが,小山始発の宇都宮行きはないのに対して,東武線では栃木~宇都宮があたかも独立した路線のごときなので,いささかの違和感があるんでしょう。
県北の住人なので,普段,宇都宮に出るときには上り電車に乗ることになる。そういう人間にとっての違和感にすぎないけれどね。
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