● 宇都宮駅,7,8番線ホームにある立食い蕎麦で遅めの朝食。昔は,もっとしばしばお世話になったものだが,今は駅構内に「いろり庵きらく」ができ,駅ビルには「丸亀製麺」ができ,なにより「吉野家」があるので,利用頻度は減った。
とはいえ,立食い蕎麦は日本では昔からあるファストフードだ。在来線に特急や急行が走っていて,やたら特急待ちや急行待ちの停車時間があった時代は,立食い蕎麦のスタンドも活気があった。車内持ち込みができなくなったのはいつだったろう。
● はるかな昔。東北本線の各駅の立食いそばを食べ比べてみようと思ったことがあった。どのくらい昔かというと,宇都宮駅に立食い蕎麦スタンドが3つあった時代。器がプラスチックではなく陶器だった頃のことだ。
上野から青森まで。公平を期すために,(当時の言葉で)天ぷらそばで比べる。立食い蕎麦スタンドがある全駅で食べたわけではなかったけどね。
上野,赤羽,大宮,古河,小山,宇都宮,西那須野(ここはホームではなくて,改札を出たところにあった),黒磯,白河,郡山,福島・・・・・・。
● 結果,宇都宮駅のが断トツで旨いと思った。東北に入るとそばは旨くなるだろうと思いこんでいたのだが,そんなことはなかった。
当時だって,地元のそば粉を使ってなんてあり得なかったからね。だいたいチェーンが多かったし。東北はこけしマークの店が多かった。麺も汁もまとめて作って,各駅に配送していたのだろう。
● ただし,はるかな昔のこと。宇都宮も3つが1つになってしまったけれど,立食い蕎麦がなくなった駅もある。黒磯もそうで,黒磯駅のナメコうどんも旨かったな。
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