● ぼくが20代の前半だったとき。若い女子社員にやたらモテる40歳の男性社員がいた。それに対して嫉妬することは不思議になかった。モテる理由が何となく了解できたためだ。
その何となく了解できたところをここに記す,のではない。何となくの了解に留まるので,文字に翻訳することができない。
● ここで言いたいのは別のことだ。その40歳氏に対して,色々いう別の40歳が何人かいたのだ。しかしながら,女性にモテるというのは,言うなら男にとっては絶対だ。議論や見当が入りこむ余地はない。
なぜなら,女性にとって男性の選択は自身の生存に係わる問題だからだ(そうでもなくなったのは,人類の歴史からすればつい最近のことだ)。自分の生存を安寧ならしめる,あるいは快適であらしめると本能的に思える男性になびくものだと思うからだ。
● なびかせる男がモテる男だ。生存レベルの話なのだから,いいも悪いも,そんな議論は歯牙にもかからないのだ。
モテる男はそれだけで勝者だ。カネを持つ,権力を持つ,名声を得る。そんなものをはるかに凌ぐ絶対的な勝者だろう。
女にとって男がすべてだとはとても思えないが,男にとっては女はほとんどすべて。哀れなほどに単純なのだ。
● では,モテるの核は何かといえば,それは相手に快を与えることだ。すこぶる単純化して下世話に言うと,相手を笑わせることだ(自分が笑われることも含む)。それができるかできないか。
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