● 昔に比べてすっごく旨くなったものが2つあると思う。
ひとつはレトルトカレー。話にならないほど,旨くなった。技術革新が重ねられたに違いない。技術革新を誘発するだけの需要があったということでもある。
ゴミを増やすことになるけどね。これは,レトルトカレーに限った話じゃないけどさ。
● もうひとつは,インスタントコーヒーだ。個人や家庭で気軽に使えるドリップ式の器械も出ているけれども,ぼくはそんなの全然使う気にならない。インスタントコーヒーで充分なんだもん。
特に,“ネスカフェ ゴールドブレンド”は出色だと思う。昔,「挽きたての味と香り」とか「違いのわかる男」とかテレビでCMが流れていたけど,その頃より一段と旨くなっているように思う。
ここでも細かい革新と改善が積み重ねられてきたんだろうな。
● で,ゴールドブレンドを買いますよ,と。その場合,一番ちっちゃい瓶を買うことが大事だね。割安感にひかれてレギュラーサイズにしないこと。空き瓶をペン立てに使おうなどと,邪なことを考えちゃいけないね。ちっちゃいのがいい。
● インスタントコーヒーがこの水準になると,スタバ以前のいわゆる喫茶店のコーヒーにはお金を払う気にならなくなる。喫茶店に払うのはコーヒー代じゃなくて場所代だと,当時から思っていたけどね。
● 昔も今もコーヒー道の追求にいそしむ人はいる。ゴールはどんどん遠くなっているのか,それとももう極め尽くして,これ以上はないというところに来ているのか。
コーヒーの味は当然として,それ以外の付加価値をどれだけ提供できるか。カフェの生き残りも大変だろうな。
● そのカフェもスタバやタリーズが街を席捲して,アルバイトだけで運営されている。コーヒーは器械がいれる。
その業務用コーヒーメーカーの進歩にも驚かされる。名人の技に近づいているっていうか,名人技そのものっていうか。
流通段階でも多くの工夫が積みあげられたんだろうな。
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