2016年4月25日月曜日

2016.04.23 立川の魅力

● 23日は多摩から横浜を回ってきた。中央線で立川。立川から多摩モノレールで終点の多摩センターへ。京王線で橋本に出て,横浜線に乗り換えて桜木町へ。
 こういう移動のとき,「休日おでかけパス」があるとほんと助かる。

● それはいいとして。
 立川といえば,ぼく的にはゲッツ板谷『ワルボロ』の舞台になってるところ。栃木から行くことは滅多にない。だから,リアルの立川を知らない。
 立川がどんな街なのか,『ワルボロ』の中の立川がつまり立川なのだ。

立川市錦町
● その立川市錦町。駅のほど近く。ここがつまり『ワルボロ』の聖地(?)。
 今の立川からもやさぐれた街だという印象を受ける。文化都市などといったヤワな雰囲気は1ミリもない。本音が表層まで浮かびあがっているという印象。

● ドヤ街の臭いがするといってもいい。街とは本来そういうもので,この臭いは昔懐かしいものでもある。ぼくは嫌いじゃない。
多摩モノレール立川南駅
 立川を発車したモノレールからはずっと住宅や鉄筋アパートが建ち並んでいて,多摩センターまで途切れることがない。申しわけないけれども,こんなところにアパートを借りて住むくらいなら,なぜ立川に住まないのかと思う。
 圧倒的に立川のほうが面白いと思うけどな。

● ところで。
 『ワルボロ』シリーズの3冊目『ズタボロ』に,こういうシーンがある。
 戦いすんで日が暮れて。主人公はパーキンソン病で植物化したかに思われる山田規久子が入院している病院を訪ね,彼女に静かに語りかける(山田規久子は主人公が密かに思いを寄せていたマドンナ)。
 「山田,お前も錦組だからな・・・・・・。錦組は一生解散しねえんだからな」

● 『ワルボロ』で描かれている立川がつまり立川なのだとされても,立川はもって瞑すべしではないか。

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