わが家では,みやこ家の発見者はぼくで(職場の同僚に教えてもらったんだけどね),家族を連れて行くようになっても,ヨメはあまりいい顔をしなかった。
● それがいつからか逆転した。ぼくはもう充分だと思えてきたあたりから,息子やヨメが行きたがるようになった。
その状態がずっと続いた。そのうち,わが家にも色々あって,一気に足が遠のいたのだった。
● この足が遠のくというやつ。店側から見れば,遠のくときにはまとまったお客さんの足が遠のくに違いない。入れ替わるんじゃなくて,お客がゴソッと減る時期があるのだと思う。
どんな店にもこの「試練その1」は来るんだろうな。ここをどう捌いていけるか。客商売の第一の分岐点はここにあるように思う。
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まぜめん(油そば)。麺の旨さを味わうのに絶好。 |
みやこ家では一昨年の夏だったか,激辛の汁なし担々麺をメニューに加えたことがあった。ぼくも何度か挑戦したのだが,心から旨いとはどうしても思えなかった。思えないんだけれども,気になる辛さってやつね。
結局,このメニューはワンシーズンで終わったんだけど。
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石焼きミニチャーハンをセットにする。 |
要するに,食べに行くんじゃなくて飲みに行く。といっても,飲めば〆に何か食べたくなるから,結局,麺も食べる。
● 食べればやはり旨いと思う。蕎麦でもうどんでも同じだけれど,麺の旨さというのは,つまるところは麺そのもので決まる。
みやこ家はその麺が旨い。それを端的に味わうには“まぜそば”を注文するに限る。
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