元の状態というのが,つまりは最も安定度の高い状態なのだろうか。ぼくに限っていうと,安定度が高いのは,それが最低位の状態だからだ。それ以上は下がりようがないから安定する。
● ともかく,急速に以前のルーティンに復帰しつつある。今夜は帰りに「登竜」に寄ってしまった。これがルーティン復帰の最後の仕上げかなぁ。
安いウィスキーの水割りに豚キムチ炒め。一品料理の中では,この豚キムチ炒めは比較的量が少ない。ひとりで飲むときには助かる。
豚肉と白菜キムチ,モヤシと少量のニラが入っている。これでキリンウイスキー「富士山麓」の水割りを飲む。
● 昔は,ウィスキーは二次会で飲むものだった。ぼくは若い頃から酒だけは誘われれば断ることがなかったし,昔は職場のユニットで飲む機会が,今よりずっと多かった。女子社員が少なかったことも,あれだけ飲み会があった理由のひとつかもしれない。
で,まずビールから入って,日本酒に切替え,二次会でウィスキーの水割り。これが定型だったような気がする。ウィスキーは二次会のスナックで飲むもの。
● 今はその定型が消滅した。お酌をするっていうのもなくなったように思う。女子社員が男子社員に,部下が上司に。お酌をして回る光景はあたりまえにあったけれど,今はあまり見ない。
ぼくも寄る年波で,お酌をされることが多い年齢になったのは間違いないけれど,お酌をされるのはあまり歓迎できない。同じように思っている人は多いのではないか。そうではありませんか,ご同輩。
● お酌がなくなったのは,ジョッキで飲むスタイルが一般的になったからでもあるかな。ジョッキで飲むのはビールに限らなくなった。焼酎を炭酸で割ってジョッキで飲む。ウィスキーを炭酸で割ってジョッキで飲む。
この飲み方は,集団で飲んでいても,一人の世界に入りやすくなる。
● ということはつまり,職場を同じくする人たちの飲み会でも,その細部のありようは昔とはだいぶ変わっているのだろうね。
上司がガス抜きを狙って,あるいは部下とコミュニケーションをしたいと思って,飲み会を設営するなんてことは,成立するんだろうか。迷惑がられるだけだろうね。
● というわけなので,ぼくはたいてい一人で飲みに行く。気楽でいい。気を遣わなくていい。気を遣わせなくていい。
ということはつまり,コミュニケーション能力の低下を意味するよね。そういうのを煩わしいと思っているっていうことだから。
でも,そんなのももうどうでもいいや。
● 水割りをもう1杯。ツマミももうひとつ。メンチカツを注文してみた。150円(+税)。このメンチカツも旨かった。陳腐な言い方で申しわけないけれど,ジューシーというやつ。
あと気になったのが長芋キムチ。長芋がキムチになるんだろうか。長芋にキムチの元を絡めたようなものなのか。次の機会に試してみよう。
次は,メンチカツ2個と長芋キムチで水割りを飲むことにするか。
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