2016年9月29日木曜日

2016.09.28 地図を見ていて,思いだしたこと

● 地図帳が好きだ。自宅にも職場にも1冊置いてある。「TVのそばに一冊 ワールドアトラス」(帝国書院)という安い地図帳だ。
 その地図帳を開いて朝鮮半島の地図を眺めていたとき,突然思いだしたことがある。

● まったくたいしたことではない。昔,馬鹿な少年がいたという話だ。
 小さい頃,小学校の1年生か2年生の頃,小学館の雑誌(小学○年生,というやつ。今はなくなったんですかね)に,遠足に行くときに持っていくべきものという特集があった。
 その中に“地図”が上がっていたのだ。自分の遠足の行き先がどこだったのかは憶えていない。しかし,その地図がなかったことだけは間違いない。

● 当時のぼくは地図なんて見たこともなかったし(学校で日本地図くらいは見てたろうけど),地図を買えるお金もなかった。
 だけど,地図が必要なのか。そうなのか。

● で,どうしたかというと,藁半紙に勝手に図を書いて,そこに知っている地名を勝手に入れた。これで地図ができた。よし,これでいい,と思ったのだ。
 もちろん,まったくよろしくない。そんなのは地図でも何でもない。たんなる落書きだ。

● これはどういうことだったんだろうかと,今,思っている。
 地図が必要だと雑誌に載っていた。なぜ地図が必要なのかは考えもしなかったのだろうな。地図なるものがあればいいんだと思った。じゃあ地図なるものを作ればいい,と。
 で,自作(?)した。よし,できた。これでストーリーは完結した,ということだったのだろう。

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