● ダメだ,ダメだ。痩せないとダメだ。こんな身体で外を出歩くことじたい,マイナスの景観を世間に増やすことになる。洋梨にマッチ棒を2本刺したような体型を何とかせねば。
ゆえに,夕食は豆腐しか食べないことにした。豆腐に納豆を載せて喰う。大好きな炊きたてご飯を封印する。
● ダイエットを実行できれば,痩せることによって,この世から景観を乱す見栄えの悪いものを一つ抹殺することができる。公共の福祉の増進に寄与できる。
● それだけじゃない。夕食に納豆がけ豆腐しか食べないということはつまり,可処分時間が増えることでもある。
なぜかといえば,酒を飲まなくなる(だろう)からだ。帰宅後(あるいは帰宅前から)飲んでしまうから,何もできないまま寝ることになる。日々,その繰り返し。
そんなことでいいわけがない。生活の立て直しが(遅すぎるかもしれないけれど)必要だ。ダイエットはつまり生活再建でもある。
● でもなぜ,ダイエットなんてのを急に思いついたのか。じつは急でもなくて,自転車通勤も痩せるための最後の手段だと思って始めたものなんですよ。
しかし,最後の手段なのに,どうも結果がでない。万事休すか。
● 万事休したのでは,次のような問題が残る。
鏡に自分の体型を映すと,われながらウンザリするんだよね。この体型では何を着たって似合わない。隣に女性がいたとして。その女性に申しわけないこと夥しい。20年にわたって夫婦をやってきた相方に対しても同じだ。
自分が要介護者になるのはそう遠い将来ではない。介護する側に立てば,無用に重いのは迷惑千万でしかない。ぎっくり腰になる可能性も高まる。
いかん,いかん。何とかせねば。
● 18歳のときからずっと朝食抜きを続けてきた。それが,今年の夏から朝も食べるようになった。それで昼と夜に食べるものが減ったわけではない。
ので,朝食べる分だけ,デブ化に加速度が付いた。朝の分を夜から引く,いやそれ以上に引く,という一手を指してみよう。
● そこで,自転車通勤に食の節制を加えてみることにした。というわけで,ダイエット宣言。
ただし,ダイエットの対象は夕食のみ。朝と昼には手をつけない。
● 何が悲しくてここまで太るのか。節制というものが嫌いだからだよ。わかってるんだよ,そんなことは。
問題は節制なるものは,食に関するものだけではないってこと。装いも基本は節制で成り立っている。節制というかやせ我慢。
仕事だって節制だよね。これが基本にないと,仕事が雑になったり,遅くなったりするのじゃないか。
人間関係なんて節制なくして成り立たないものだ。ときどき,まったく節制しないで人に接するヤツがいて,殺したくなるけどね。
● したがって,節制しないでいると,デブるだけではない。洋服はユルユルのものしか着なくなるし(何を着たって似合わないんだし),生活そのものがブヨブヨしてくる。
デブの男を見ると,こいつ男やめたのかよ,と思う。女なら尚更だ。男をやめた男や女をやめた女など,この世に生息していてはいけないではないか。
● で,1日目の結果。今夜から豆腐ダイエット開始するんだから,まず豆腐が必要。
その豆腐を買うために近くのスーパーに行ったら,馬刺しが半額になっていた。ので,たまらず馬刺しも買ってしまった。
その馬刺しを処分するために薄めの酎ハイを作って飲んでしまったよ。納豆がけ豆腐も酎ハイの肴にして食べた。あとヒジキ煮。
まずまずの出だしと言っていいでしょう。いいんですよ,炭水化物を摂っていないんだから。
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