2017年2月28日火曜日

2017.02.28 「本物の出会い 栃木 2017 SPRING」

● JRの各駅に全国の観光パンフ・冊子が置いてある。地元のものもある。目下は,「本物の出会い 栃木 2017 SPRING」というのが最も目立つ。
 本文50ページのけっこう部厚いものだ。

● 内容は2部構成。ひとつは,花,食,温泉,自然,歴史・文化の5つの串を用意して,串ごとに栃木県全体を串刺しにする。
 もうひとつは,日光,那須,中央,県南,県東の5つのエリアに分けて,エリアごとに花,食,温泉,自然,歴史・文化を紹介するというもの。

● 最初に登場するのは,あしかがフラワーパークの大藤だ。「90歳を超える高橋春次さん」が紹介されている。大藤を現在地に移植する際に活躍した人らしい。高橋さんと思われる男性の写真も載っているんだけど,大変に若々しい。自分もここまで若い90歳になれたら僥倖だなぁと思う。
 たしか,NHKの「プロフェッショナル」でも紹介されていた。樹木医の塚本こなみさんが主役だった。その塚本さんと一緒に高橋さんも出てたんじゃなかったか。

● 栃木県に住んでいても,栃木のすべてを知っているなんてことのあるはずがない。ぼくにとっては県南はほぼ未知の世界だ。それから県西部。かつての上都賀郡,下都賀郡だね。日光から鹿沼,壬生にかけてのエリア。
 那須や芳賀,塩谷は比較的知っているつもりでいるけれども,それでも全体を100とすれば,ぼくが知っているのは1か2だろう。

● であるから,へぇ,こんなのがあったのかという発見が当然ある。観光施策はどんどん変わるから,たとえば那須高原に観光周遊バスが走っていることは知らなかった。1日フリー乗車券があることも。

● 栃木県内で女性好みのする町は2つある。那須と益子だ(違うかもしれないけど)。お洒落なカフェとかケーキ屋,パン屋が次々にできている(たぶん,次々に消えてもいる)。その多くはヨソから来た人たちが始めたものだろう。
 そういうところは,つまり,人の風通しがいいということだ。人の新陳代謝が正常だ。そこで生まれ育った人だけが住んでいるという町に将来はない。

● ここで紹介されているアレやコレを効率よく見て回ろうとするのはNGだ。田舎に効率はない。そういう時間ゲームにしてしまうと,田舎を楽しむことはできない。アレやコレは点在しているのだから。
 つまり,そこが観光という面においても,東京がダントツであることの理由になっていると思う。東京でははとバスが成立するのだ。

● モデルを務めている美しい女性が,県内全域どこでも登場する。なかなか大変な仕事だったのではないか。
 ところで彼女,栃木県の人なんだろうか。違うような気がするが。栃木にしては都会の風に洗われすぎているからねぇ。

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