● という記事がネットに出ていた。20日にアップされている。
● 米軍が北朝鮮を攻撃すれば,決着はすぐにつく。ソウルが火の海になる間もないだろう。そこはハッキリしていると思う。戦力の質量がまるで違う。
アメリカからすれば,北朝鮮の地上兵器など,鉄くずでしかないだろう。脅威なのは核だけだ。
● が,問題はその後だ。決着がついた後,アメリカは北朝鮮をどうするつもりなんだろう。
アメリカが戦後処理で上手くやったのは,太平洋戦争後の日本に対するものくらいで,それ以外は失敗の連続だもんなぁ。
● 考えてもいないだろうけど,韓国と統合するのはあり得ない。そんなことをしたら韓国がもたない。東西ドイツの統合とはわけがちがう。
北朝鮮は北朝鮮として維持しなければならない。
● 金正恩をアメリカが打倒することになるわけだから,戦後処理について中国は発言権を失うことになる。特に瀋陽軍区のプレゼンスは大きく低下することになるだろう。
米中関係も必ず緊迫するわけだが,アメリカは落とし所を決めているんだろうか。北朝鮮をめぐって中国の内部対立が先鋭化するから,中国なんぞは放っておいても勝手に潰れる,と読んでいるんだろうか。
● 本来ならね,これをやるのは中国の仕事なのだ。習近平が瀋陽軍区に対して,平壌制圧を命じなければいけない。とっくにやっていなければいけなかった。北朝鮮がここまで核開発を進める前に。
金正恩は殺すかスイスに亡命させて,金正男を後釜に据え,中国の傀儡政権を作る,という手はずはじつはできていたんじゃないかと思うんだが。アメリカもそれを了承していたんじゃないのか。
● それができなかったというのは,習近平が瀋陽軍区を掌握しきれていないってことなんだろうか。だとすると,その状態で北朝鮮に異変が発生するのは,習近平にとっては歓迎できる事態のはずがない。
アメリカは習近平に見切りをつけたぞと中国に知らせるためなのか,今回の動きは。
0 件のコメント:
コメントを投稿