で,某日,出かけてみた。
● 北関東に住んでいると,東京駅で降りるということがあまりない。上野駅ならわりとあるんだけど。東京駅は通過するか,京葉線に乗り換えるかのどちらかで,改札を出ることがない。
で,これまで出た改札口はほとんどが八重洲側で,丸の内側に出たのは,自分で記憶している限りでは一回しかない。はとバスに乗ったときだった。
● まず,改札を出ないで駅の内部を歩いてみた。といってもねぇ,この日は土曜日だったんだけど,とにかく人でごった返しているわけでねぇ,情緒だとか何だとかってのはないですよねぇ。
人にぶつからないように気をつけるので精一杯ですよ。飲食店がたくさんあるってのだけはわかったけどね。
● 八重洲北口を出て南口まで歩き,地下に降りて今度は南から北に歩く。こちらも飲食店がズーッと並んでいて,ちょうど昼時だったこともあって,待ち人が並んでいるありさまだった。並んでまで食べるに値するものがこの世にあるかどうかはわからないけれども,並ばざるを得ないことはあるんだよなぁ。
総じてラーメン店が人気のようだった。ラーメン人気は不動の趣。対して,パスタを出す店は並ばすとも入れそうだ。
● 北口自由通路で丸の内側に横断。今回の復元工事でできあがった目玉は,丸の内側に集中している。八重洲口が開設されたのは昭和になってからだからね。
八重洲側の庶民的な繁華さに対して,丸の内側は貴族的な格調の高さを誇りますな。
『徹底解剖 東京駅100年』に載っているのと同じ風景がある。ガイドブックに載せるのに恰好なのはどうしたって丸の内側ってこと。
● でも,そうした格調の高さっていうのは,ガイドブックで味わうだけにしておいた方が賢いかもしれない。
八重洲側ほどではないにしても,とにかく人が多いわけでね。立ちどまって上を眺めているってわけにもいかないようだ。
でも,丸の内側には外国からの観光客がけっこういた。写真撮りましょうかと声をかけてやればよかったな。
● 今度は駅の外側を八重洲側まで歩いてみた。結局,駅の中よりも外のほうが面白いですね。
飲食店にしたって,駅の中にあるのは一定の同質性の中に収まるように思われる。外に出ると,得体の知れなさが多少なりとも出てくる。それがつまり,面白さにつながる。
● はい。というわけで,東京駅探訪は探訪に至らないまま終了。探訪には至らなかったけれども,気はすんだ。
東京駅は文化財であるけれども,それ以上に現役の巨大駅なわけで,現役の勢いを避けて文化財を味わうのはかなり困難なのだった。
● でも,そうした格調の高さっていうのは,ガイドブックで味わうだけにしておいた方が賢いかもしれない。
八重洲側ほどではないにしても,とにかく人が多いわけでね。立ちどまって上を眺めているってわけにもいかないようだ。
でも,丸の内側には外国からの観光客がけっこういた。写真撮りましょうかと声をかけてやればよかったな。
● 今度は駅の外側を八重洲側まで歩いてみた。結局,駅の中よりも外のほうが面白いですね。
飲食店にしたって,駅の中にあるのは一定の同質性の中に収まるように思われる。外に出ると,得体の知れなさが多少なりとも出てくる。それがつまり,面白さにつながる。
● はい。というわけで,東京駅探訪は探訪に至らないまま終了。探訪には至らなかったけれども,気はすんだ。
東京駅は文化財であるけれども,それ以上に現役の巨大駅なわけで,現役の勢いを避けて文化財を味わうのはかなり困難なのだった。
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