● いつものうどん屋で,ワンコインでお釣りが来るうどんを食べていた,ら。隣のテーブルに男性のふたり組がやってきて,座った。
ひとりは60歳を過ぎているんじゃないかと思える。もうひとりも,50代の後半じゃないか。ふたりともネクタイを締めて,会社の制服と思われる紺色のジャンパーを着ていた。
● 男どおしにしては,話が弾んでいる。若いほうが大きな紙とラインマーカーを取りだした。今度はどこに行きますか。そうだなぁ,ここはもう行ったよね。という会話が始まった。
ここは障害者や高齢者専用で,我々は入れてもらえないんじゃないですか,といった話も聞こえてきた。
● その大きな紙っていうのは,栃木県内の日帰り温泉施設の一覧表のようなものらしかった。地図にプロットされている。
行くとスタンプを押してもらって,全部のスタンプを集めると,景品がもらえるんだろう。
● こういうのは,景品よりスタンプが集まるのが嬉しいものだ。彼らもけっこう集めているらしい。
こういう光景を見て,いい男が何やってんだよと思うか,ほほ笑ましいと思うか。それは時と場合によるね。
● 今回は後者だった。ふたりの無邪気さにあてられた感じ。
ぼくも日帰り温泉は好きだけれども,彼らのように全部回ってみようとまでは思わない。地元にあるんだからそこに行けばいいじゃん,で止まってしまう。面白味がないですな。
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