2015年3月14日土曜日

2015.03.14 上野東京ライン開業

● 今日,開業する。ぼくの勤務先にある駅にも,上野東京ラインを走る列車の時刻表が手書きで掲示されている。「7:13発 熱海行き」とか。熱海に行くことはなさそうだけど,この列車に乗れば,乗換えなしで熱海まで行けるのかと思うわけだ。
 上野~東京間は開業初日にきちんと乗っておくべきかなぁと,ありがちなこと(でもないのか)を考えた。

● はるかな昔になるけれども,青函トンネルが開通して,寝台特急「北斗星」が走ることになったときのことを思いだした。
 宇都宮駅の時刻表に,行先=札幌と書かれた列車が掲載されたときのこと。これに乗れば札幌まで行けるんだと,しばらく時刻表をながめていたものだ。
 その月の給料日の夜,「北斗星」B寝台の乗客になっていましたよ。嬉しかったなぁ。

● その「北斗星」ももうすぐなくなる。登場時点ですでに飛行機が圧倒的な優位にたっていたけれども,それに加えて,今度は新幹線が北海道まで延びるんでしょ。
 しょうがないねぇ。「カシオペア」もいつまであるものやら。

● 生き残るための唯一の方策は,徹底した高級化だ。
 「北斗星」も登場時には「走るホテル」なんぞと言われたものだ。しかし,食堂車「グランシャリオ」でフランス料理のコースを食べてみたけれども,ありていに申しあげると不味かった。値段と内容がぜんぜん合っていない。

● あたりまえだ。火が使えないんだから。電気だけで調理するわけだから。しかも揺れている中で調理をして盛りつける。揺れている中をテーブルまで運ぶ。街場のレストランのようなわけにはいかない。
 わかっているんだけど,何でこれが走るホテルなんだよと思っちゃうんだね。

● ツインデラックスにも何度か乗ったことがある。豚児が小さかった頃。「カシオペア」の個室は天井が低いから,「北斗星」のツインデラックスのほうが居住性がいい。
 だけども,列車ですからね,狭いわけでね。
 おまけに,マットや毛布が湿気っていた。これもなかなか難しいんだろうなと思うんですよ。なにせ,列車に据え付けられている設備なんだから。

● でもね。何でこれが走るホテルなんだよ。
 そういったところを改善できれば,生き残れるよね。その代わり,とんでもない料金になるだろうから,やっぱり定期運行は無理か。

● 話が余計な方に行ってしまった。上野東京ラインだ。
 「北斗星」が走りだしたときほどの衝撃は,当然ながらない。終点が上野ではなくて東京になることのメリットは,ぼくの場合だけれども,あまり感じない
 JR側としても山手線の混雑緩和が第一の狙いなのではないかと推測する。
 でも,今日,乗ってきますよ。ありがちだろうと何だろうと,今日,乗りに行こうと思う。

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