● 日曜日の某日。早朝からやっているガストで朝食を食べた。スタバやタリーズより割安かと思うんだけど,コンセントが使えないのが難。
っていうか,コンセントを使いたいと思うことなんてまずないんだけど,たまたまスマホの充電ができなくて困っていたときだったので。
● 地元の老人会のグループかと思える人たちがダベっていた。女5人に男1人。いくつになっても,女の話のなかに自然に入っていくのは,男にとっては至難といえるだろうね。
かの爺さまはけっこう巧かったと思えたんだけど,それでもついて行きかねるところがあったようだ。
● なにせ(男から見ると)話の展開に脈絡がない。がん細胞かおまえらは,と言いたくなるほどに,関係のないところに話題は転移する。
女にはそれが自然なようで,まったく何の澱みもない。見事っちゃ見事だ。
● しかも,女どおしの話は,完全に自立自足する。他からの介入を借りて盛りあがるというようなものではない。
状況を測っているようではついていけない。
● かの爺さま,そういうときには完全に退く。そういうところもたいしたものだな。
けれども,だ。男はいくつになっても女に気に入られたいと思うもので,かの爺さまにしてもその色はけっこう濃かったように思う。
逆にいうと,このような状況で男にそう思わせない女は,かなり孤独をかこつことになるのかもしれない。
● あとから別の男が1人でやってきて,少し離れたところに座った。ひとしきり,彼を中心に話がはずんだ。
が,それが過ぎると,女たちは彼など眼中にないがごとく,元の話に戻り,彼が顧みられることは二度と再びないのだった。
彼もまた,そのことを承知しているようではあったけどね。
● にしてもだ。ぼくが入ったときはすでに食事を終えて話に入っていたのに,ぼくが出るときにもずっと話を続けていた。おまえら,どんだけ暇なんだよ,と思った。
同時に,ぼくもそう遠くない将来にそうなることを思った。彼らとぼくの違いは,ぼくにはこんなに話せる相手はいないってことだ。男だろうと女だろうと。
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