● 左は今日の下野新聞の記事。それによれば,リッツ・カールトンが奥日光に店を出すらしい。今までは受け皿がなかった富裕層を取りこむ狙いだという。
● ちょっと待て。奥日光には金谷があったはずだ。金谷では富裕層を取りこむのは無理なのか。そうなのか。
日光市街にある金谷は日本最古のクラシックホテルとして,全国に名をはせているのではなかったか。バブル時の拡大がたたって,経営的にはかなり厳しい状況にあるらしいんだけれども,そうではあっても金谷を潰してはならないというのは,地元の常識になっているのじゃないか。
● その金谷にぼくは泊まったことがない。1泊2食だと約3万円。なかなかおいそれとは泊まれない値段じゃない?
ぼくは東京のインターコンチネンタル東京ベイに泊まることがわりと多いんだけど,その理由はひとえに安いからだ。うまくすると2人で4万円で泊まれたりする。しかも,ラウンジ付きでね。夜はラウンジで食事しつつ好きなだけ酒を飲み,翌日の朝食もラウンジで摂る。割安感に惹かれてのことだ。
それに比べると,金谷はちと高いな,と。
● 富裕層はその金谷でも飽きたらないというのか。この罰あたりどもがっ。
ま,そうした富裕層がいるよ,と。その富裕層を引きつけうる魅力が日光にあるのか。あるのだろうな。その道の専門家がそう踏んでいるんだから。
日光の魅力を充分に引きだせていない。眠っているあるいは隠れている魅力が,まだまだ日光にはある。そう踏んでいるのだろう。
地元の人間は,かえって日光の価値をきちんと認識できていないきらいがあるかもしれない。
● さらに,リッツ・カールトンというホテルじたい,日光に魅力のひとつを付加することになるかも。
とはいっても,中禅寺湖畔がセレブに受け容れられるようになるには,けっこう細々とした修繕が必要になるのではないか。土産物屋とか食堂とか。現在の地元民ではそれはできないだろうから,そういったものも県外から人と資本が入ってくることになるのだろうな。
0 件のコメント:
コメントを投稿