● 午前中は義理の伯母(母方の伯父の連合い)の葬儀に参列。子供の頃によく面倒をみてもらった。その伯母の葬儀とあらば行かざるべからず。
● 91歳だった。大往生と言われるのだろうけれど,長すぎる人生を生きなければならなかった哀しみのようなものはなかったか,と思ってみたりする。ようやく重荷を降ろせてホッとしているのではないか,と。
いいことばかりを見られたわけではなかったはずだ。誰もがそうだろう。
● いずれ100歳まで生きるのがあたりまえになるのかもしれない。120歳まで生きられるようになるのかもしれない。
が,果たしてそれはいいことなのか。人間の適正寿命は那辺にあるのか。ひょっとしたら,自分の今の年齢がまさに適正寿命であるのかもしれない。そんなことも思ってみた。
● 葬儀に出る度に不思議に思うことがある。遺伝についてだ。親戚が多く集まる。遺伝子的にはごく近い人たちのはずだ。
が,見事に統一がない。それぞれバラバラだ。バラバラの度合いも大きい。お喋り好きからあまり話したがらない人まで。職業も境遇も,たぶん学校の成績も。
● よく精神病とか精神障害の場合,遺伝ということが言われる。ひょっとすると,何がなんだかわからないので,遺伝に逃げているだけじゃないのか。
本当に遺伝なんてあるんだろうか。あったとしてもほんの僅かじゃないのか。そんなことを思う。
● もうひとつ。この歳になっても,自分が大人になりきれていないことを感じさせられる。大人の要件のひとつは,儀式を上手にこなすってことではないだろうか。
焼香ひとつとっても,型にはまっていると大人だなと思う。ぼくは未だにそれができない。テレを感じてしまう。大人になれてないなぁ。
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