● 右の写真は栃木県総合文化センターにあった大衆芸能のポスター。いや,けっこう高いんだなぁと思ってね。
美川憲一&コロッケが7千円。舟木一夫も7千円。伊東ゆかり&中尾ミエ&園まりが6千円。
● この料金でもお客が集まるんでしょうね。需給がバランスするところで料金は決まっているはずだものね。
にしても高くないかね。クラシックのオーケストラなんか,あれだけの人数がいても,5千円で聴けるんだけどね。
● たとえば舟木一夫が受け取れるギャラは,チケット料金の何割になるんだろうか。どうも,取り巻きというか,ぶら下がっている人たちがたくさんいそうな気がするんだがな。
芸能界ってのはもともとそういうところだと言われるかな。
● 舟木一夫にしても園まりにしても,もう70歳を超えているんだと思う。それでも現役を張っているのはすごいと思うし,化粧術の進歩もあるんだろうけど,往年の外見をともかくも維持しているのもすごい。
そこは惜しみなく拍手を送りたいと思うんだけども,しかし,こういうものに群がる大衆は,搾取されているなぁとも思う。大衆にとどまっているということは,搾取される側にとどまっているということなんだろうか。
● ぼくも大衆側の人間だ。自分の気づかないところでけっこう搾取されているんだろうな。
その搾取で世の中が回っているというところもあると思うんだけども,そうは言ったって搾取される側にいたんじゃ面白くないやね。
● ちなみに,自分は搾取されたなと思うのは,若い頃に生命保険に入ってしまったことと,持ち家を持ってしまったことだ。結局のところ,彼らが作った彼らに都合のいい“常識”に絡め取られてしまった。 ほかにもたくさんあるんだろうけど,知覚できていない。そこがつまり大衆の所以なのだろうなとも思う。
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