職制上の地位を利用して,真夜中に部下(直接の部下ではなかったらしいが)の女性を呼びだすようなバカ(かつ,あまりに幼児的)を許しておく理由など,まったく何もない。
● どうしてこういうヤツが出るのかといえば,自身の無能に無自覚だからだ。ひょんなことから若くして出世してしまった。たぶん,ひょんなことが理由なのだ。
なのに有能感,卓越感,選民感に染まってしまったのではないか。たぶんね。
● 破廉恥は“仕事ができる”を上回る。“仕事ができる”が正当化できる範囲は狭い。
いくら“できる”っていってもね,ベートーヴェンやアインシュタインや夏目漱石のようなよほどの天才は別として,所詮はサラリーマンがやることだから,替えは必ずあるんだしね。クリエイティブだのコミュニケーションデザインだのといっても,アンタじゃなきゃダメって,あり得ないからね。
● 有隣堂アトレ目黒店に,その今をときめく岸勇希氏の著書『己を,奮い立たせる言葉』があった。この本が出版されたのは2ヶ月前。まだこの件が明るみに出る前。
今こそ自分の著書の言葉を玩味して臥薪嘗胆すべき時期なのかもね。
● 仕事の能力はあるんだろうから,自分一人でできる仕事をやればいいんだよね。人をオーガナイズしようなんてだいそれたことを考えないで。
本を書くというのはいい方法だと思うんだけど,現場を持たないで広告の本を書くのは辛いか。現場をたくさん踏んできたっていうのでは足りない。今も現場を踏み続けていないとね。そのあたりをどう凌ぐか。
● コミュニケーションをデザインするという彼の考え方は,今はどう受けとめられているのだろう。とっくに過去のものになっている?
電通でいえば,30年ほど前に「少衆」という概念を出した藤岡和賀夫さんの本はだいぶ読んだことがあるんだけど,今となっては少しく勇み足だったかなぁ。でも,面白かったよ。
● にしても,この人,こちらを読む限りでは,つまるところチンピラにすぎない印象だ。こいつがチンピラなら,おまえは何だと言われるかな。ゴキブリかもしれんな。
電通がまともな会社なら,懲戒免職にしているはずの事例だと思うんだが。電通がまともな会社じゃなかったおかげで,この人は延命できた。
電通(電通に限らず,広告会社)のクリエイティブ部門にいるのは,こんなのばっかりなのか。だとしたら,電通(広告会社)はいつから道を誤ったのか。ひょっとして,最初からなのか。
● あの中谷彰宏さんも,上司に「おまえはずっと俺の家来だ」と言われて,博報堂を辞めたと書いていた(と記憶する)。バカにもほどがあるわな。
要するに,中学校か高校の部活のノリなんだよね。部活なんだから,何時から何時までと決まっているわけじゃない。朝練もやれば昼練もやって,もちろん夜もやる。休日は部活のためにある。いつ行ってもあいつはいる,というのが先輩の覚えめでたくなる第一歩だ。
ま,それはいいとして,部活のノリでやっていると,頭の中まで中学生か高校生,せいぜい大学生に戻ってしまうんだろうな。部活がすべて,他は見えない。見えないものは存在しない。
こうして,最も唾棄すべき最低のバカができあがる。
● 今後の問題とすれば,普通の指導や注意をパワハラだセクハラだと語りだす別のバカが出かねないことだけだ。
ただ,おそらく,良くも悪くも,この手の(良くいえば)熱血漢は存在することが難しくなるだろう。
そして,ほとぼりが冷めた頃,最近はこの業界もすっかりサラリーマン化しちゃって,と言いだすこれまたバカが現れるに違いない。
● 今後の問題とすれば,普通の指導や注意をパワハラだセクハラだと語りだす別のバカが出かねないことだけだ。
ただ,おそらく,良くも悪くも,この手の(良くいえば)熱血漢は存在することが難しくなるだろう。
そして,ほとぼりが冷めた頃,最近はこの業界もすっかりサラリーマン化しちゃって,と言いだすこれまたバカが現れるに違いない。
0 件のコメント:
コメントを投稿