2017年12月30日土曜日

2017.12.30 年の瀬はアーバンリゾートでゆっくりする 2

● ホテルの窓から夜明けを眺める。冬至を過ぎても,しばらく,朝は遅くなるんだっけ? っていうか,何でこの時間に目が醒めてしまうのか。

● ホテル1階の「四川」で朝食。四川なのに中華はない。が,ここの味噌汁は神。何杯も飲んで,つまるところ塩分の摂りすぎになる。
 でも,塩分の摂りすぎって,たぶん,大きく言われすぎている。ま,何の根拠もなくそう思っているだけなんですが。

● バカは後先を考えないで,カレーまで食べてしまう。お子様メニューのひよこ豆のカレー。カレーはこれくらいの辛さがちょうどいいのだ。
 昨夜,ラウンジが激混みだったので,朝食会場も混んでいるかと思いきや,ぜんぜんそんなことはなかった。昨夜のラウンジの喧騒はなんだったのだ?

● ラウンジで昼食というか,アフタヌーンティーというか。ゆっくりするといっても,1回あたりのラウンジ滞在時間は,他のお客さんに比べると,ぼくらは抜きんでて短い。そそくさと食べてそそくさと出る。他の飲食店でも同じ。
 店側にとってはありがたいお客かもしれないけれど,そういうのを貧乏性というのかもしれない。何もしないで時間をつぶすことができない。それを貧乏性と定義してはどうか。
 文字どおりに何もしない状態っていうのは,瞑想とか妄想とか考えごととか,そういうことをしているわけだろうから,たわいのないお喋りで過ごすというところまで,“何もしないで”に含めておく。

● ただね,このラウンジでもほんとに何もしないで時間を過ごしている人はいないやね。やっぱりスマホなんだよねぇ。
 ぼくらもスマホを持ってくる。スマホをいじりながら飲んだり食べたりしてるわけだけど,この図式は料理を提供する側を嘆かせるに充分だろう。料理を前にしてお喋りに興じているのも同じだろうと言われるか。
 そうではない。お喋りで料理が冷めてしまうのに気づかないでいる光景は,実際はあまり見かけない。あるとしても居酒屋くらいだ。が,スマホはそうじゃない。
 スマホでインターネットにつながる魔力がなせる技。何なんでしょうね,ここまでの吸引力は。

● 2泊目。12階のスイートは引き払って,2階の254号室。普通の部屋。27,900円。それでもラウンジは利用できる。
 もちろん,相方が予約したんだけど,もっといいプランがあったと,何やら後悔している様子だ。

● 今日は外に出てみた。午前中は目黒駅まで歩いて書店を覗き,午後は清正公へ。清正公は初参りの準備が整っていた。浄められていた。
 神社ではなくてお寺に初詣に行くというのは,いつ頃からあたりまえになったのだろう。明治以前は神仏混淆だったんだから,元に戻っただけと言えるんだろうけど。
 ついでに,麻布方面に歩いてみた。ホテルのある白金台から街並みが途切れないし,麻布に入ったからといって街の雰囲気が変わるわけでもないから,どこが境界だったのか知覚できなかった。

● 夜のラウンジ,昨夜ほど混んでなかった。ほんと,昨夜は何だったんだろう。ウィスキーがなかった。出てくるまで,ビールでつないだ。たこ焼きが旨かった。
 風呂に入ったあと,もう一度ラウンジへ。水を飲みに。そこで若い女の子が一人でいるのに遭遇。
 一人でいる若い女性って,ほんと,風景として効果的だね。その場が一格上がるっていうかさ。彼女,小さなノートに何か書いていたんだけど,こういう仕草は一層,場の格を上げる効果がある。パソコンを叩いていたんじゃ,これほどの効果はないんだよね。
 と思うのは,ぼくが男,しかも中年を過ぎたヒヒ爺,だからでしょうか。

● ともあれ。「何もしない」を実行した2日間が終了。ぼくは普段から何もしないに近いかもしれないんだけど,相方にはこのうえないリフレッシュになったろう。
 が,妙に疲れている。食べ疲れかもしれないのだが。ベッドは申し分ない。のに,あまり眠れていない。

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