昨年の夏は相方が一人で行った。今回も一人で行ってくれてもいいんだがなぁ。海外旅行というのは,何年ぶりだろう。興味を失って久しいっす。
● 5:30に羽田着。ほとんど寝ていないので,バスの中ではメガネを外して目を閉じていた(しかし,眠れるものじゃない)。
さっそくやらかしてしまった。バスを降りるときに,メガネを忘れた。気づいて戻ったときには,時すでに遅し。メガネなしで5日間を過ごさなければいけない。
● こんな朝早くから,空港スタッフは通常営業を始めている。保険会社や免税店のスタッフもバリバリ営業中。お疲れ様です。
ぼくはといえば,今回の年末年始は12日間の連休となる。社会人になって初めてだ。こんなに続けて休むのは。何だか,申しわけないようだ。
● 羽田空港のJALさくらラウンジ。和ものでハイボールを1杯。ほとんど寝てないわけだから,1杯でやめておいた。成田のラウンジよりも広くて,ゆったり使える。
いつぞや,テレビで高橋真麻がここのカレーが旨いと語っていたらしい。で,そのカレーも食べてみたんだが,普通に旨かった。
場所を変えてコーヒー。したら,ここはファーストクラス客の専用スペースだったらしい。のだが,ファーストクラスに乗るように見える人なんか,一人もいないんだがなぁ。顔つきといい,格好といい,佇まいから発散しているバカオーラといい。ファーストクラス客って,こんなものなのか。
● 今どきだから,備付けのPCはない。当然,Wi-Fiは完備。皆さん,ご自分のPCをお使いだ。
で,ぼくも自分のChromebookでTwitterにツイートしている。
最後にカレーをまた食べて,ラウンジをあとにした。ということは,このビーフカレー,普通に旨いんじゃなくて,かなり旨いのかも。高橋真麻は正しかったのだ。
ラウンジでカレーを食べたのに,機内食を出されると,食べないでいることができない。どこまで貧乏性なんだか。アイスクリームが出れば,やはり断らない。
● 機内から富士山が見えた。これほどハッキリ見えるのは,珍しいかも。って,機上の人になることがずっとなかったわけだけど。
ちなみに,今回の航空券はマイルで買ったものだ。相方がJALカードでせっせと買い物をした賜物だ。
マイルの場合,いつでも行きたいところまでの航空券を買えるわけではないらしい。たとえば,台湾は人気があって,なかなかマイル用の空きが出ないのだと相方はいう。
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SIMのショップ。装着までお任せでいい。 |
5日間で88香港ドル。1日あたり264円。docomoの海外パケホーダイはいくらだっけ? 海外に出かける人には,端末のSIMフリー化は今や必須。
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空港から九龍駅までの2人用片道切符 |
● 空港から鉄道で「九龍」へ。駅があるビルもショッピングモールになっている。そこに入っている「正斗」なる店で,麺と点心を。あ,香港の味だ,と。これだ,これ。懐かしさがグワッと押し寄せてきた。
香港の気温,23℃。セーターも要らない。荷物を置いて街に出れば,懐かしい香港の匂い。やっぱ,香港,素敵だ。ん? 海外には飽きたと思ってなかったんだっけ,オレよ。
● 両替のため重慶大厦へ。化粧直しが施されていた。中も変わったんだろうか。
どこで両替するかでレートが違うというのは,香港では今は昔の話か。たぶん,どこでも大差はない。重慶大厦にはドッと両替商が集まっているが,まぁだいたいどこも同じようなものだった。
日本出国の前に,成田や羽田の邦銀で両替するという愚を犯さなければ,それで良し。あれは世界一の暴利を貪るボッタクリ両替商だから。
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化粧直しされた重慶大厦 |
日本にはない棒麺タイプのものがあって,昨夏にも相方が買って帰った。今回も買いこんだ。
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出前一丁の威風堂々 |
が,次はもう,相方がぼくの前を歩くようになっていた。以後,その差は開くばかり。理由はハッキリしている。貪欲さが違うからだ。事前学習にも怠りがない。
今回も寝ていないのは相方も同じはず。が,彼女は貪欲にこういうところにも並んで食べようとする。なんとか意思を通じさせてしまう。こう
して男女の生活能力の差はますます拡大する。
でも相方に言わせれば,こういうところに並ぶのは度胸がいるものらしい。で,欲しいものをゲットできたときには,自分をほめてやりたくなるんだそうだ。
● 香港ではいまだにクリスマス。クリスマスの飾りつけをそちこちで見かけた。
過ぎたらそそくさと片付けようという発想はないのかも。キレイなんだから,しばらくこのままでいいじゃないかってことか。
● ここに来ないと始まらない。九龍の突端からの香港島の夜景。しかし,じつは昼間の景観がもっといいんだよなぁ。
だから,日本経済の勢いが落ちたということではないんだと思うんだけどね。エンドユーザーに届ける製品を作ることから,日本企業は手を引いたということに過ぎない。B2Bに比重が移ったということでしょう。
家電やパソコン,スマホが典型的にそうだけれども,最終製品を組み立てるのは外国のメーカーに任せておけばいい。軽電では特にそうだ。わざわざ日本企業がやることはない。いずれは,自動車もそうなるかもしれない。
iPhoneやiPadのような画期的な製品がなぜ日本から登場しなかったのかという識者もいるようだけれど,理由は単純で,日本がやる必要はないからだ。むしろ,最終製品の提供者であることをできるだけ速くやめなければいけない。
● にしても。ここにいると外国に来たという感じがしない。隅田川の下流域で対岸を見ているのじゃないかと錯覚しそうになる。
日本人が少なからずいるからでもあるけれど,それ以上に,東京にも外国人が溢れるようになっているからでしょうね。
それともうひとつ。スマホの普及だ。誰もがスマホを片手に歩いている。スマホをいじっている。日本で見かける光景と同じだ。目に見えるライフスタイルがたぶん,世界的に画一化しているのだろう。
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