2018年1月21日日曜日

2018.01.21 氏家の「魚べい」

● 氏家の「魚べい」。何度か行ったんだけど,待ち人が多くて退散,ということが続いた。人気が続いている。
 「魚べい」は「元気寿司」が運営する百均寿司。以前はその元気寿司が氏家にも高根沢にもあったんだけど,「魚べい」の開店に伴って,どちらも閉鎖された。

● カウンターに座ると目の前に衝立があって,その向こうにはこちらを向いて座っている人たちがいるわけだ。注文した鮨が電車型のトレイに乗ってやってくる。それをパッと取って食べる。
 養鶏場のブロイラーを連想させるに充分。というのは,自虐に過ぎるかね。だったら行くなよ,ってことだからね。

● 生身の人間を相手にするのは勘定のときだけ。あとは,タッチパネルの操作ですべてすむ。「魚べい」に限らず,回転寿司の多くはそうなっていますね。
 それ自体がサービスになる時代でもあるのだろう。無言ですむということが。
 しかも,注文が通っているかどうか気を揉む局面も消滅する。原始的なAI化でもある。

● 元気寿司はレーンの中にスタッフがいる。目の前で握っているのがわかる。
 回っているレーンから取る人はあまりいない。たいてい,注文している。で,思ったものだ。だったら,レーンを取り外してしまってもいいんじゃないか。普通の鮨屋,回らない鮨屋にしても,この値段でやれるんじゃないのか,と。

● 対して,「魚べい」は作っているところは,一切見えない。無言ですむことの引替がこの不可視化。さて,どちらがいいのか。
 店側の答えは決まっている。元気寿司は減って,「魚べい」が増えるのだろうから。

● 寿司ロボットというのは,今でも健在なんだろうか。元気寿司でもロボットが作っているところは見えないようになっていた。
 見えてしまったら興ざめるに違いないんだけど,でも見てみたいね,寿司ロボットが握っているところ。

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