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年寄しかいない街が香港にはあるのか。 |
● 人口稠密は今も変わらないが,今の香港人はゆっくり歩くようになっているし,白人がいなくなったし,街からセカセカ感が減ったように思えるが,それでも旺角に来ると,まっすぐには歩けないような,ウカウカしていると何度でも人にぶつかるような,あぁ香港にいるんだなぁと実感できる。
相方がショッピングセンターのトイレに行って,感に堪えた様子で帰ってきた。なにゆえにというと,トイレの待ち時間が短いのだ,と。個室で化粧を直している人なんかいなさそうだ,と。
● 尖沙咀に戻って,重慶大厦(チョンキンマンション)の裏手あたりを散歩。重慶大厦は化粧直しをされてて,かつての魔窟(?)的な趣はなくなったが,1階には両替屋が蝟集してるのはかつてと同じ。
日本語の提灯を出している店があった。日本人にアピールしているわけではないと思う。こうした日本的な風情(?)を愛でる香港人が一定数はいるんだろうか。
● 香港に来たからには,一度はスターフェリーに乗らねば。以前はトークンを買った。次にコインを投入する方式になり,今はオクトパスで乗船できる。
着いた先の中環は,香港で唯一,香港らしからぬエリア。下町臭がない。東京に比すれば銀座。
● 中環からは地下鉄で再び旺角。夜の旺角は香港人の天真爛漫さが横溢している。素人の大道芸や歌や踊りが10メートルおきに展開中。人のことなんか気にしない連中だから,それぞれが大音声でやっている。
若者だけじゃなくて,中年も年寄りも男も女も,同じフィールドで弾けているのが,何とはなしに微笑ましい。
● また,ホテルのある尖沙咀に戻ってきた。ネイザンロードを外れて,裏道を歩いてみる。
吉野家があった。香港の吉野家はファストフードではないんでした。“料亭よしの”とまではいかないにしても,わりと高級店の趣。ので,ぼくらは入らなかった。
● で,夕食を食べたのはこの店。焼きそばを。ビーフンの焼きそば。具はほとんど入っていない。
旨いからいいんだけど,問題は値段だ。日本円にして千円もするのだ。大衆食堂だ。料理を置くときにもドサッと投げだすように置くのだ。それを咎めるつもりは全然ない。
しかし,それで千円も取るのだ。ネイティブは文句も言わずに払っているのだった。つまり,これが相場らしいのだ。
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