2018年4月1日日曜日

2018.04.01 新宿から新橋へ

● 新宿駅から初台まで歩いてきた。初台の「料亭よしの」で昼食。「料亭よしの」は別名「吉野家」とも言うんだけど,ここで注文するのは“牛丼並み+生卵”と決めている。卵かけ牛丼,旨いよね。
 440円でこれが食べられるなんて,日本ってほんと,ものの値段が安い国になったんじゃなかろうか。

● 夕方は新橋でボーッとする。銀座に行ってみようとは思わなくなっている。新橋でボーッとするのがいい。
 銀座に出る気がしなくなったのは,こちらの意気が上がらなくなっているからかもしれない。それ以上に,普段着で過ごせる新橋に何かホッとするものを感じるからだ。
 何なんでしょうね,この違いは。中央区と港区の違いではもちろんない。銀座は目と鼻の先にあるのに,ガラッと違うこの雰囲気。

● 上野東京ラインができる前は,ぼくらが電車で東京に出る場合は必ず上野で乗り換えた。上野から山手線や京浜東北線,地下鉄の日比谷線や銀座線に乗り換えたのだ。
 上野東京ラインができてからは,あくまでぼくの場合はってことなんだけど,上野が果たしていたターミナル機能がそっくり新橋に受け継がれた感がある。とりあえず新橋に出て,そこを拠点に行きたいところに向かう,と。

● ということは,帰途は必ず新橋に戻るということだ。新橋から宇都宮行きの電車に乗る。故郷のなまり懐かしい停車場は上野から新橋になったのだ(新橋に東北弁が溢れているわけでは,もちろんない)。
 新橋に来るとホッとするというのは,そういうこともあるかもしれない。かつて上野に感じていたホッとする感じ。

● 実際,上野東京ラインができる前は,新橋で降りるのはお台場に行くときに限られた。お台場なんて行っちゃ悪いけど,滅多に行かないところだ。銀座に行くときには,有楽町で降りた。新橋は用のないところだったのだ。
 しかし,今や,新橋は東京の中で最も近しいと感じられる場所になった。

● 新橋駅構内の「かのや」で夕食にした。ミニカツ丼セット,690円。ぼく一人で出かけるときは,だいたいこんなもん。新橋だから「かのや」だけど,吉野家と富士そばがあれば,世の中は完結するのだ。
 東京までの往復はもちろん,各駅停車のチープトレイン。新幹線を使うなんて,頭をかすめることもない。

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