2018年4月21日土曜日

2018.04.21 シェラトン都ホテル

1254号室
● 白金台のシェラトン都ホテルに投宿。何度も泊まっているので,目黒駅からホテルまでの光景はすっかり馴染みになった。気分としては,ここがわが家の別荘になった感がある。
 白金台という場所も,以前は何もないところだと思っていたんだけど,別荘地だと思えばなかなか以上に快適なエリアだ。場所への愛着もできつつある。

これでハイボールを
● この別荘のいいところは,事前に電力会社や町役場に電話して,電気や水道を通しておいてもらう手続きが要らないことだ。
着いた当日と翌日に大掃除をしなければ住める状態にならない,なんてこともない。
 フラッと行っても,準備万端整っている。帰るときもそのまんまでいい。何の手間もかからない。

きれいどころ
● さらに,掃除や食事の準備も自分たちでする必要がない。上げ膳据え膳,掃除付き。何度も行けば,こちらの癖も憶えてもらえる。
 本格的なサウナやプールまであるのだ。その管理も自分たちでやる必要はない。専門家が全部やってくれるのだ。プール付きの別荘を持ってるなんて,かなりの富裕層でも稀なのではないか。太陽王と呼ばれたブルボン王朝のルイ14世ですら,ここまで至れり尽くせりのサービスを受けていたかどうか。

● まだあるぞ。この別荘なら,自分の好きな場所にいくつでも持つことができるのだ。那須にも持てるし,ハワイにも持てる。沖縄や北海道にも。
 不動産取得税がかからないのだ。用済みになったとしても,売却する必要がない。そのまま放っておくだけでいい。

「四川」の朝食
● では,どこに別荘を持つかといえば,ぼくの場合は,まず東京ということになる。東京は栃木の奥座敷なのだ。この座敷にはないものがない。ひじょうに便利に使える座敷なのだ。
 大事なことは,座敷にあるものをリビングに移そうなどと考えないことだ(つまり,東京にあるものは栃木にもあるべきだなどど考えてはいけないということね)。リビングはシンプルに保っておくべきだ。
 せっかく座敷があるんだから,座敷に置けるものは置きっぱなしにしておくのがいい。必要に応じてその座敷を使えばいいだけだ。

夜の日本庭園
● その東京の別荘も手放さなければならないかもしれない。というのは,今回もスイートの3食付きで1泊5万円という宿泊プランで泊まっているんだけれども,催行主の相方によれば,もうこんな料金のプランは出ないだろうということなのだ。
 これより以降は10数万円になっているらしい。さすがにぼくらには手が出ない料金だ(が,以前の常識に照らしてみれば,その10数万円が妥当な料金のように思える。サウナやプールまで使えて5万円というのは,安すぎるのだ)。少なくとも,東京五輪が終わるまでは,破格のプランは登場しないだろうと思われる。

焼きそばを侮る者は地獄に堕ちよ
● つらつら考えるに,関係者が騒いでいるほどには五輪の経済刺激効果は大きくないと思うんだけれども,それでも五輪の小判鮫たちが入れ代わり立ち代わり,大挙して東京にやってくるだろう。人のお金で泊まる連中だから,しみったれた使い方はしないだろう。
 ホテルとしてはここでしっかり稼がねば。いや,稼いでほしい。

● 黄金週間中にもこのホテルに2泊の予定。なんだけど,さすがにスイートというわけにはいかない。
 その後はもっと安いホテルを探すことになるだろう。

きれいどころ 2
● そうまでしてホテルに泊まらなければいけないのかといえば,全然いけなくないんだけど,相方にはそれが最高の癒やしになるらしいのだ。人生に癒やしは必要だからね。
 特に女性の場合は,大人になると人にほめられることが極端に減るはずだから。まして中年と呼ばれる域に達した女性は,よほどの容姿か才能をまとっているのでない限り,そもそも人の目に留まらない存在になりがちだ。
 女はほめられ続けていないと女を全うできないところがあるように思われる。それが失われれば,それに代わる癒やしの場が必要になる。それをも取りあげるのは酷に失する。

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