● 右は最寄りのJR駅にあった日光の観光PR紙。栃木県の全国区といえば,はやり日光か。
このPR紙に写っているのは,旧英国大使館別荘。英国大使が避暑のために住んだのだろう。たぶん,英国大使以外にもそういう人はいたはずで,中禅寺湖畔はセレブが集う場所だったのだろう。これはつまり,場が持つ力であって,その力は現在でも保たれているはずだ。
● 現在の中禅寺湖畔はその力を活かせていない。どこにでもあるような土産物屋と観光客めあての大衆食堂が軒を連ねている。二流の観光地の趣だ。
が,リッツ・カールトンが開業することが決まっている。中禅寺湖畔が変わるかもしれない。地元では変えることはできない。よそから来た人たちが変えてくれる。
これ以上悪くなりようがないのだから,良い方向にしか変わりようがない。というわけだから,希望が持てる。
● そうした場の力が感じられるのは,栃木県では2つしかない。ひとつは中禅寺湖畔だが,もうひとつは那須。御用邸があるあたりだ。御用邸を引っぱってこれるのが,場の持つ力だろう。
ここには「山楽」や「二期倶楽部」など,全国区の高級旅館・ホテルがある。おそらく,“高級”というのはホテルにしても他の施設にしても,施設単体では成立できない。それに適した場がないといけない。
● といって,中禅寺湖まではあまり行ったことがないなぁ。たぶん,十指に満たないだろう。小学校の遠足や,昔あった職場の1泊旅行とか出張とかを含めても。っていうか,自分で行こうと思って行ったことは,一度もない。
秋の紅葉を見に行くなんて,ぼく的にはあり得ない。殺人的に混む時期に,何でいろは坂をウロウロせねばならんのだ?
● とはいえ。いつか自転車で行ってやろうと思っている。いろは坂を使わないルートで。
具体的には栗山から戦場ヶ原に出る。が,その後がどうしようもない。片道はいろは坂を通らざるを得ないですねぇ。
0 件のコメント:
コメントを投稿