2017年5月11日木曜日

2017.05.11 平日に田舎を歩いてみると 2

● 田舎の何でもないところにも「美」はある。右の写真は地元の住宅地にあった「美」。花をはじめ,植物の力を借りているのが多い。花ってやっぱりわかりやすいからな。

● 「美」にはたぶん無限の多様性があると思うんだけど,わざわざそれを求めて遠くに行かなくても,きっと近場にもハッとさせるものがあるんだよね。
 それを感知できるかどうかは,こっちのアンテナ次第だろうけど。同じ風景を明日は「美」とは感じないかもしれない。
 だから,厳密にいえば,毎日見ているものも,そのときそのときの一期一会ということになるんでしょうね。

● という言い方は,それはその通りだとしても,少し浅いよなぁ。無限の多様性がある「美」の中に,自分にフィットするものとそうでないものがある。フィットするものを求めて,遠くに出かけることは当然ありなわけで。
 人間の感覚というのはかなりいい加減なもので,美感にも希少性が混じり込んでしまう。近場でいつでも見ることができるものには,価値を感じないっていう。つまり,「美」と思わなくなる。

● それ以前に,人は一ヶ所にとどまっていることに,苦痛を感じるようにできている。それを苦痛と感じなくなったら,これははっきり生命力が枯渇してきたってことでしょう。
 ありていにいえば,歳を取って脳の働きが弱くなってきたんだろうと思わなければいけない。

● それでも。近場に注目せよ。

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