● 社長業とは分刻みのスケジュールに追われ,最後は自分が決断しなければならない孤独な仕事だと言われている。本当だろうかと,ぼくは疑っている。
そんなに大変な仕事ならば,70歳を過ぎたジジイに務まるわけがないではないか。
● 社長業は楽なのである,おそらく。特に,サラリーマン社長っていのは,あれほど楽なパートはないのではないかと思っている。
決断するといっても,ゼロからやるわけじゃない。社長はサイコロを振ればいいだけだ。下がそこまで仕上げて上げてくることが大半だろう。
あるいは,サイの目がどっちに転んでも大差はないという場合が多いだろう。
● ならば,だ。家まで車が迎えに来てくれて,出社すれば幹部が頭を下げに来て,白いものを黒いと言っても,誰にも何も言われない,こんな楽な仕事があるわけがない。
乞食と社長は3日やったらやめられない,というものではないのか,本当のところは。
● だから,社長を辞めても,会長だの相談役だのになりたがるバカが後を絶たない。それって,社長だったときの甘い蜜に味をしめた結果ではないのか。
● 中間管理職からナンバー2までは,きちんとやろうとするとかなりシンドイけれども,トップになってしまえば一気に楽になる。
じつは,誰もそれを知っているから,トップになりたがるヤツが,これまた後を絶たないのであろうよ。
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