2017年5月2日火曜日

2017.05.02 JR東日本の「トランスイート四季島」

下野新聞
● この記事によると,「トランスイート四季島」の料金は,3泊4日で最高95万円。なのに,チケット入手は76倍の抽選。世の中に金満家というのはいるものなんだなぁ。
 ぼくにはお金を捨てているとしか思えないんだが。こういう発想の貧乏人から,文化が生まれることはないんだろうけどね。

● でもさぁ,こういう人たちってお金の使い方を知らないんじゃないかとも思うんですよねぇ。豪華ホテル並みって言ったって,しょせん列車だよ。狭いんだよ。
 檜風呂があるって,それがナンボのもんだよ。普通にホテルに泊まったらどうよ。

読売新聞
● と書いてきて,これは負け犬の遠吠えだなと気づくんだわ。95万円っていうのは「スイート四季島」利用なんだと思うんだけど,1輌に定員4人。クルーの数の方が乗客より多いんだろうね。
 今,最も贅沢なのは人手を使うことだ。人にかしずかれることだ。95万円は仕方がないかもしれないね。それだけの金額を取っても,JRがべらぼうに儲かるわけではなさそうだ。

● その昔,寝台特急「北斗星」が登場したとき,走るホテルと言われたものだ。あれがホテルなら「四季島」は何なのだ?
 日本もこのレベルまで来たってことなんでしょう。

● ともかく,使える人には使ってもらわないとな。消費は社会貢献であることもたしかだから。

● その「四季島」が日光駅に着いたとき,地元の旅館,ホテルの女将さんたちが総出で出迎えた。今回は短時間の日光散策だけれど,次は泊まりがけで日光に来ていただきたい,と。
 だけど,こういう人たちって来ないよね。95万円の贅沢を味わいたいのであって,日光は添え物だもん。
 ここだけ,なんだか切なくなってくる風景だったな。女将さんたちの出迎,ちょっと虚しい。

● そんなことはわかっててやっているんだろうけどね。
 ひょっとすると,JRからお金が出ていたのかもしれないし。って,まぁ,それはなかったろうけどさ。

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