これを俗に「企画の勝利」と言うんでしょうね。電飾の数や色の多彩さ,規模の大きさでは勝負しないよ,という潔さ。
● 豪華さとか規模とか華やかさとか,そういうもので勝負しようとすれば,究極はTDLを相手にしなければならない。TDLに入園するにはけっこうな額を支払う必要があるんだけど,多くの人はエレクトリカル・パレードやクリスマスシーズンに園内を彩る絢爛たるイルミネーションを見ている。
比較対象はTDL。となると,なかなか厳しい。
● 企画で勝負する場合も同じでしょうけどね。ただ,企画勝負ならTDLとは違う土俵に立てるかもしれない。
それも言うほど簡単ではないんだろうけど,ちょっ蔵広場のこのイルミネーションはその解答のひとつではあると思う。
● 問題は,毎年続けていると飽きられるということだ。今年は衣装に色を付けたりして,少し変化を入れているんだけど,それでも飽きに抗するにはぜんぜん不足だ。
もう一点。この種のイルミネーションって,長く引きずりすぎるような気がしている。3月の頭まで光っていたりする。
雛祭りの飾りものは3月3日が過ぎれば片付ける。端午の節句の飾りものもクリスマスツリーも同じ。正月の門松だって松の内まで。
年が明けるとイルミネーションの気は抜ける。なのに終期を逸して,季節はずれのわびしさを漂わせることになる。
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