2017年11月22日水曜日

2017.11.22 コンビニの圧倒的な利便性

● 昨夜遅く,ネットで演奏会のチケットを2つ,購入した。ネットは情報は伝えてくれるけれども,チケットという紙でできた印刷物は運んでくれない。
 その印刷物を受け取るにはどうするか。今回の場合はセブンイレブンで発行してくれる。

● もちろん手数料はかかるんだけど(この手数料収入はかなり美味しいだろうね),便利だよねぇ。すでに何度もこの方式を利用しているんだけど,つくづく便利になったものだなぁと感嘆している。
 コンビニならそちこちにある。そのどこでも発行してもらえるんだからね。しかも時間の制限がない。夜の8時までに行かなくちゃなんてことがないのだ。何たる便利さ。

● 公共料金も払えるし,宅急便も送れるし,雑誌は買えるし,カフェ顔負けのコーヒーも飲める。弁当もサンドイッチもある。酒も肴もある。ノートもボールペンもあるし,最近は米だって売っている。シャンプーやティッシュペーパーもある。
 衣食住遊学のうち,衣の扱いはほぼないけれども,食は野菜を除けばだいたいコンビニのみで用が足りる。

● コンビニは地域の小売店や書店のかなりの部分を廃業に追いやった。近くにコンビニができたために,お客が減って廃業したラーメン屋の店主にも出くわしたことがある。
 コンビニに負けるなんてどんなラーメンを出していたんだよと思ったんだけど,そこはかなりの田舎で商店も食堂もあまりないところだ。コンビニ弁当に価格で敗れたのかもしれない。

● こういうのを全国チェーンが地域を破壊すると言う人もいるだろう。が,そうなるには理由がある。住民にもたらす便益があまりに大きいのだ。
 住民はそれを現実の生活において具体的に知ることになる。具体の前に抽象(観念)は無力なのだ。

● たしかにセブンイレブンの赤・オレンジ・緑の看板は全国どこでも同じだ。ドの付く田舎ではこの看板は周囲の景観から浮いてしまっている。
 しかし,そんなことが何だと言うのだ?

● コンビニに問題がないわけではない。たとえば,人手不足。AIの発達で要らなくなる仕事がたくさんあると喧伝される一方で,目の前の人手不足は深刻だ。
 が,技術革新が問題のかなりを消滅させるだろう。コンビニにレジがなくなるのは,もはや時間の問題ではないか(来年や再来年の話ではないけれども)。
 このようにして,すでにある既得権や合理性を欠く秩序は破られていくのだ。そういうものを修正するのは,言葉による論戦ではなくて,科学の進歩と技術革新だ。

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