2016年1月12日火曜日

2016.01.09 東京ステーションギャラリー

● 初めて行ってみましたよ。東京駅にある美術館。公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営している。

● ぼくは音楽はわりと聴くほうだ(と思う)。その記録をブログに残していたりもする。けれども,美術はからっきしだ。たぶん,鑑賞作法の初歩的なところが身についていないのだと思う。鑑賞する術を知らないのだと思う。
 そのことについてコンプレックスはあるけれども,コンプレックスのまま放置してもさしつかえないとも思っている。

● ではなぜこんなところに迷いこんだのか。『東京エキマチ』の影響だろうな。ここに載っていた東京駅近くの美術館はぜんぶ行ってみようなどと思ってしまったんですよ。
 東京駅周辺美術館共通券っていうのがあるんですね。4館(出光美術館,三井記念美術館,三菱一号館美術館,東京ステーションギャラリーで1回ずつ使える。価格は2,500円。こちらを購入。

● 東京ステーションギャラリーで開催されているのは,“パリ・リトグラフ工房idemから―現代アーティスト20人の叫びと囁き”というリトグラフ作品の展示。
 猫に小判,豚に真珠。言い方はいろいろあるけれども,まさにそう。頑張って最後まで見たけど,何で頑張らなくちゃならない?

● バルテレミー・トグォはカメルーンの出身。彼の「裸のアマゾン」の前にいた時間が一番長かったかもしれない。
 JRの「都市のシワ ロサンゼルス」。都市のビル群と老人の顔をつないだもの。この感性はわかるような気もするが,たぶん気がするだけだろうな。
 デヴィッド・リンチの作品のいくつかにも時間を使った。

● ぼくなんかは,美術=芸術=御大層なもの,っていう捉え方をしてしまう。そうじゃないのかもしれないね。もっと軽いものかもしれない。
 一度,美術史の解説書に目を通しておいたほうがいいかも。分厚くないやつ。“鑑賞の手引き”なんていうのより,美術史の解説のほうが,具体的に役に立ったりすることがあるからな。

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