2016年12月19日月曜日

2016.12.17 真岡で絶句した話

● わが家には車が1台しかない。その1台は相方が使っている。休日はぼくが運転手を務めて買いものに行ったりはするんだけど,ぼく単独の利用に車を使うことは許されていない。
 ので,電車とか自転車とかでぼくは動いている。

● のだけれど,こう寒いとよる年波もあって,自転車は億劫になる。基本,電車。電車で行けないところにはあまり(というか,ほとんど)行かないので,困ることはあまりない。
 が,この日は,宇都宮から真岡に出なければならなかった。いや,行かないですますこともできたんだけど,行こうと思って行った。
 宇都宮からバスに乗った(運賃は970円)。バスに乗って真岡に行くなど,めったにないことだけど。っていうか,真岡に行くことじたい,めったになくなっている。

● で,用がすんだのが夜の8時。当然,バスで帰るつもりで,バス停に行った。ら。最終バスが19:26じゃありませんか。もう出ちゃったよ。
 通算で6年,真岡に勤務した経験がある。最終バスは20時半頃だったはずだ。それでまったく心配はしていなかった。ところがどっこい,平日は今でもそうなんだけど,土日祝日は1時間前だったんでした。

● さて,どうしようか。まずは相方に電話して迎えに来てもらうことを考えた。が,こういうときって,電話しても通じないことが多い。何度かけても相方はでないんでした。
 となると,真岡で泊まるのが次の案。ビジネスホテルに電話をかけたいが,こういうときに限ってスマホが使えない。先月11日に画面が割れて使えなくなった。そのままになっている。ということは,ネットを検索して電話番号を調べることができない。公衆電話に電話帳があれば調べられるんだけど,公衆電話なんてどこにあるのだ?

● かくなるうえは,飲み屋に行って,飲んでる間にお店の人に調べてもらえばいいかと思って,以前しばしば行っていた酒場に向かった。
 ところが,本日貸切の貼り紙が出ていたんでした。

● さぁ,どうする。手詰まりか。
 最後の手段は,電車で帰ること。真岡鐵道で下館,JR水戸線で小山,小山から宇都宮に出る。が,これはとんでもない遠回りになるのだ。
 が,他に手がなければそれで帰るしかない。宇都宮まで行けば,カプセルホテルもあるし,何とかなるだろう。

● はい,というわけで真岡駅に着きました。着いたのは20時50分。2分前に下館行きが発車したあとだった。次は21:52まで待たなければならない。それが最終になる。
 駅の近くに真岡ビジネスホテルがあった。が,駅構内にはそのホテルの勧誘看板もなければ,公衆電話もない。
 で,再度,相方に電話。今度はつながった。迎えを依頼したところ,真岡じたい知らないし,とつれない返事。が,真岡ビジネスホテルは調べてくれた。
 ので,ホテルに電話することはできた。が,本日は満室ですとキッパリとした答えが返ってきた。そこ以外にもビジネスホテルはあるのかもしれないけれど,先に書いたような理由で検索することができない。

● こうなれば,真岡を離れた方がいいだろうという以外の結論はなくなる。もし,飲み屋に入って,いい気分になってから宿はどこも満杯だなんてことになったら,それこそ自宅まで歩いて帰らなければならなかったかもしれない。真岡鐵道で市塙まで乗って,市塙から歩くのが最も近くなるかもしれないけれど,それにしたってなぁ。
 21:52発の下館行きに乗ることにした。ついては,車中では缶ハイボールでも飲みながら揺られることとしよう。と思って,コンビニを探しに出た。
 ところが,そのコンビニが駅の周辺には影も形もないんでした。真岡ってこんなに不便だったか。そうだったか。
 駅近くの飲み屋からはカラオケの声が遠慮なく外にもれていた。福田屋の跡はパチンコ店になっていた。

● 駅の改札口付近も照明が落とされてて,暗い。誰もいない。女性がひとりでここにいるのはかなり抵抗があるのではないか。ありていに言うと,少々怖い。土曜日の21時過ぎの真岡駅はこんな感じ。
 が,発車時刻が近づくとどこからとなく人が集まってきた(多くは高校生)。1両のレールバスの車内はそれなりにお客がいた。
 下館に着いたはいいけど,そこから先がすでに最終電車が出た後だったらどうしようとチラッと考えもしたんだけど,さすがにJRはそんなことはなく,無事に宇都宮に辿りついた。電車賃は真岡から1,390円だった。
 ともあれ,真岡を発車したときには,用がすんでから2時間が経過していた。

● 宇都宮に着いたのは23:20頃だった。ということは,2分の差で乗れなかった20:50発の下館行きに乗れていれば,宇都宮から最終の黒磯行きに間に合ったはずだ。
 飲み屋でホテルに電話してもらおうとか,そんな余計なことをしないで,さっさと駅に行ってれば,問題はなかったんだなぁ。結局,情報が取れなかったのが効いている。情報がとれなかったのは主にスマホがなかったからで,やはりスマホは役に立つのだろうな。

● 宇都宮までなら迎えに行くわ,と相方が言ってくれた。相方の実家は宇都宮駅の近く。
 で,迎えに来てくれた相方と,東宿郷にある「みやこ家宇都宮店」に立ち寄った。ここは深夜1時まで営業しているのだ。海老つけ麺を食べた。海老つけ麺って氏家店にしかないメニューだと思ってたんだけど,宇都宮店にもあったのでした。

● 昼間はずっとご飯をたべる機会がなかったので,この日二度目の食事になった。だけど,この時間に食べてたんじゃダメだよね。
 この時間帯でもけっこうお客はいた。若い人が多かったのは当然というべきか。酒を飲んでる人はいなくて,みんな麺を注文していた。飲んできて最後の仕上げに麺をという感じではない。しっかり食べている感じだった。

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