● ホテルのラウンジで朝食。ホテルでの最大の贅沢は朝食にあり。
と思っているんだけど,ぼくはホテルのサービスの一部しか使ったことがないので,このあたりはかなりいい加減な言い方になる。ジムやプールを常用している人ならば,また別の意見になるでしょうね。
● このホテルの売りのひとつは眺望にある。20階の透明ガラスからレインボーブリッジとお台場が見渡せる。場所によっては東京タワーも見える。
眺望ってずっと見ていると飽きるんだけれど,それでもインパクトはある。だから,多くの人が窓際の席に座りたがる。女性だと窓際に座ることがお姫様気分を味わうことにつながるのかもしれないね。
● しかし,だ。窓際が似合う人と似合わない人がいる。で,たいていの人は似合わない。お姫様は少ないものなのだ。
“ホテルのラウンジの窓際に座っている私”を演じようとするんだけれど,その演技がかなりイタいものだったりする。演じれば演じるほどお里が知れるというやつだ。
身についていない動作というのは,身体から浮いてしまって,見るに耐えないものだ。現実は残酷だ。
● その残酷さがそちこちのテーブルに立ち現れている。その光景を見やりながら,ぼくらもそうだったなぁと苦く思いだす。
子供が小さかった頃は,子供が窓際にこだわった。小さかった頃っていうか,中学生になってもそうだったかな。
したがって窓際の席が空いていればすかさずそこにすり寄って行った。まったくもって似合わなかったことだろう。
● 今でも似合わないはずだ。こういうところは,今さら修正しようとしても,ほぼ不可能としたものだろう。
ので,最近は窓際を避けるようになっている。窓際は似合わなくても座りたいと考える人に空けておいてやろうと思うようになった。
● 以下は蛇足。このホテルのアメニティーはAGRARIA。シャワーブースにはMIKIMOTOが置いてある。ホテルの高級度をこういうもので測る向きもあるだろうな。
L'OCCITANEを使っているところがわりと多い印象。恵比寿のウェスティンがそうだったと思う。ほかにもあったな。でも,L'OCCITANEってここ数年で入手が容易になってしまった。その分,ありがたみが減った感じ。
Aspreyなんてところもあるんだろうけど,まぁぼくが普段使っているシャンプーは花王メリットだからな,つまるところたいていのものが分不相応ってことになる。
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