● 右は今日(1月27日)の読売新聞。
訪日外国人も羽田に分散しているんだろうから,要は,外国に出る日本人よりも日本に来る外国人の方が多くなったってことなんでしょう。
● かつては日本人はせっせと外国に出かけて,貿易収支の黒字をいろんなところにバラまいて,知らず知らずのうちに均てん化を図っていた。
けれども,今は外国に旅行する日本人よりも,日本に旅行する外国人が多くなった。
● なぜか? 円安が第一の理由だろうね,やっぱり。でも,それだけでもないんだろ。日本の食と水の旨さが知られるようになったからでもあるだろう。治安の良さや人の流れに秩序のあることが,こんなにストレスフリーで快適なことなのかと,彼らも納得しつつあるのかもしれない。街が静かなこと(つまり,クラクションの音がほぼない)に瞠目しているのかもしれない。
それらをひっくるめて,中国や韓国やマレーシアにはない日本の良さというのが,ようやく知られてきたのが理由の第二だと思いたい。
● この流れが定着すると,観光収支も日本は黒字になってしまう。何年かぶりで貿易収支は黒字になった。特許収支などは日本の一人勝ちと言っていいくらいに,日本は莫大な黒字を続けている。
これで観光収支まで黒字になると,日本の黒字をどうやって世界に還元する? 黒字が溜まるだけっていうのは,はなはだアホらしい。
● ムダな使い方をするのはもっとアホらしいけどね。たとえば,韓国経済はもう保たないところまで来ている(と思う)。ウォンの暴落は指呼の間かもしれない。
それを救うために日本の黒字を使うなんてのはアホらしい使い方の筆頭だろう。通貨スワップ協議が中断しているのはけっこうなことだ。
● ので,そうした使い方ではない,黒字の使い方を考えないと。ま,無理して考えなくても,そこは巧く転がっていくのかもしれないけどね。
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