2017年1月26日木曜日

2017.01.26 只見線の復旧が決まったようだ

● 右は今日(1月26日)の朝日新聞。只見線の不通区間,復旧させることに決まったようだ。もう一度只見線に乗れると思うと嬉しい。鉄道ファンとしては,素直に歓迎だ。
 しかし,利用者が1日50人。地元負担は年間2億1千万円。利用者1人あたり420万円。どうなのか。復旧させるべきなのか。

● 限界集落を振興させようと,自然に衰退に向かっているものに棹さしてはいけないのではないか。むしろ,寂れるに任せて,早く住民ゼロにした方がいいのではないか。
 人を集めて居住エリアをコンパクトにした方が,ライフラインも短くてすむし,省エネでエコだし,住民も住みやすくなる。その方向に導くべきなのではないか。

● 会津若松市長の「使わない鉄道を復旧させたとなれば問題だ」との指摘は,まったくそのとおりだろう。只見線の復旧が地域振興の起爆剤になるかといえば,かなり疑問だ。今までは只見線があっても過疎化が止まらなかったわけだろうから。

● ただ,こういう現象って,そのまま住民ゼロってところに行くものなんだろうか。それとも,どこかで底つきがあるんだろうか。
 外部から移り住む人が出たり,人がいないことが逆に魅力になって若者が集まるなんてことがあるような気もする。

● けれども,そうなるとしても,地元育ちの爺婆(特に爺)が静かになった後になるだろうな。申しわけないけど,彼らが元気なうちは,よそから人が入ってくることはないだろう。
 つまり,彼らはルールの決定者であるだろうからだ。そんなのがいたんじゃ窮屈でしょうがないわけで。

0 件のコメント:

コメントを投稿