● JR駅に置かれる各県の観光案内パンフのうちで,最も出色な「ねまるちゃ」の春号。表紙の装いも一気に変わって,明るい開放的な雰囲気だ。
今冬の北陸は豪雪に見舞われた。春の訪れがはっきりしてきて,北陸の人たちは胸をなでおろしていることだろう。
● が,観光資源という点では,冬の北陸は強い。旨い魚がよりどりみどりだ。華やかで彩りがある。富山でいえば,寒ブリとカニ。
海はいろいろと厄介なこともあるんだろうけど,海の幸を目玉にできる。しかも,魚には旬が付きものだ。冷凍技術によっていつでもカニは食べられるとはいっても,旬はヒキが強い。
しかも,日本人は何だかんだ言って,魚が好きだ。回転寿司の隆盛を見よ。
● このパンフによると,春はホタルイカの漁期にあたるらしい。しかし,ホタルイカでは寒ブリやカニほどの目玉にはなりにくい。
夜の星座を思いだす。冬の星座はオリオン座をはじめとして,おうし座,おおいぬ座など,絢爛豪華だ。春になると,ややスカスカになってくる。
● 富山の春といえば,やはり砺波のチューリップだろう。が,惜しむらくは春は桜が猛威をふるう。桜の前にはすべてが霞む。
ぼく一個は花見なんぞというものは,一度か二度,職場のつきあいで行ったことがあるに過ぎない。戸外で酒を飲んで何が楽しいのかと思う。だいたい寒いしね。酒は屋内,しかも穴ぐらのようなところで飲むのをもって最上とする。
しかし,そうはいっても桜を無視できる自信はない。
● 「ねまるちゃ」は創刊号(?)からの読者であるんだけど,富山に行ったのは2回しかない。2度目が30年前。この表紙のお嬢さんはまだ生まれてなかったろうな。
新幹線にそれば造作もないことはわかっているんだけど,遠いんだよなぁ,北陸。心理的なものでしょうね。
機会があれば行ってみたいと思うんだけど,“機会があれば”といっている時点で本気じゃないってことだもんな。でも,少なくともあと1回は行くよ。そのつもりだよ。
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