2018年3月26日月曜日

2018.03.26 栃木県内各地の観光案内パンフ

● ディスティネーションキャンペーンということで。県内各地の観光案内パンフが最寄駅に置いてあった。3種。那須町と芳賀郡と下野・壬生。
 これを見て思うのは,横並びということ。サイクリングマップの作成だとか,いちご狩りだとか,そば打ち体験とか。
 横並びで何かやるんだったら,それは何もしていないのと同じではないか。よそでやっていることをウチでやらなかったら遅れてしまうってことなんだろうけど,それって大昔,隣がテレビを買ったからウチもっていうのと同じだよなぁ。

● 横並びだと,何かをしてもその何かはまったく立ちあがって来ない。その場に埋もれてしまう。
 なので,その土地がもともと持っているもので雌雄は決する。この3つの中では圧倒的に那須ということになる。本格的な温泉地と那須岳を抱えているのが強み。高原であることも。

● では,その土地がもともと持っているものを超えるものはないのか。ある。それは,つまり人なのだと思う。人を惹きつけるものは人に若くはない。
 魅力的な個が増えることが最も肝要だ。魅力的な個人。魅力的なお店。そうした個の魅力の総体が最も強い観光資源にもなるだろう。
 公共や業界が打ちだすいわゆる施策は,どうせろくなものじゃないのだ。そんなものに期待してちゃダメだ。

● ちょっと待て。那須のような,その土地が持ってるものにアドバンテージがあるところの人たちが,魅力的な人ばかりになったら,どうなるのか。結論はハッキリしている。凡百の地に住む人たちは,観光で喰っていくことを諦めるべきだ。
 しかし,なかなかそういうことにはならないから,ぼくらがつけ入る隙きは,未来永劫あるに決まっているのだ。別の言葉で言うと,いつだって希望はあるのだ。

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