2015年10月21日水曜日

2015.10.21 こう老いられれば理想的だと思わせてくれたアダルトビデオ

● アダルトビデオ(といっても,ネットなわけですが),恥ずかしながら(べつに恥ずかしくないと思ってるんだけど),時々見る。
 で,先日,老人が20代の美人とエッチしているシーンがあった。このパターンはわりと多いのかもしれないんですがね。
 男優は70歳を超えていたようだ。後期高齢者かもしれない。

● これだよ,これ。これが理想なんだよ。70歳を過ぎてからも,20代や30代の女性と,エッチはともかく,お付き合いできることが,たいていの男の理想なのだ。
 ぼく? 当然,そうですよ。

● それができるためには,体力的な問題だけでは道は開けない。若い女性がこの人ならと思ってくれないといけない。そう思われるだけのモノをこちらが持っていなければいけない。
 そのモノとは「色気」ということになるんだろうけど,そう言っただけでは何の情報も提示したことにはならないな。

● その「色気」を分析しないと。
 単に若く見えるということではないだろう。年寄り然としていてなおかつ「色気」を備えているってことはあり得るように思う。

● 年をとっても前を見ているってことだろうか。でもそれは必要条件ではあっても,十分条件にはならないだろう。
 それまでの経験,苦い出来事や胸のすく記憶を存分に湛えているってことだろうか。それが外見,特に顔立ちに現れていること。しかし,それだけでもなさそうだ。
 前を見ながら諦めを含んでいることか。

● 「色気」の構成要素として必須なものに,愛嬌がある。子供のような(子供のようでなくてもいいけれども)愛くるしさがあること。

● 老人には頑固な人が多い。過去を絶対にして,柔軟性を失っているからだ。新しいものを取り入れることができないか,取り入れようとしないからだ。知の回転速度が落ちているのだろう。
 これでは「色気」もへったくれもない。

● 言葉で老人の「色気」を固定しようとすると,やはり未知のものに対する好奇心を失っていないことが,基本になるだろうか。
 が,いろんなものを見聞きし,体験し,経験値が上がっていることが前提だ。これが年相応以上でなければ単なるバカだ。バカに色気はない。

● その状態でなお,その経験値を絶対視しない柔らかさ,フレキシビリティー。そういうものを保持していること。
 若い人を評価することしかできないのではなく,若い人から学べること,学ぼうとすること。

● それが基本にあって,それに+αが加わった状態。それが老人の「色気」だということにしておこう。
 +αとは,たとえば意欲(向上心)である。あるいは,自分のことは自分でやれる生活力である。

● 好奇心,愛くるしさ,柔軟性,向上欲。
 これらは,年齢を問わず,「色気」を作る材料だと思うが,老人にとっては稀少性が高くなるだけに,いっそう際だって大事なものになってきそうだ(そのさらに基本にあるのは,ある程度の健康ということになる)。

● では,どうすればそれらの要素を保持できるのか。これがわからない。
 方法論はないんだろうか。偶然に任せるしかないんだろうか。
 偶然だから仕方がないとしてしまうと,それだけで「色気」から遠ざかってしまうような気がする。

● 40代や50代ですでにそれらを失っている人もいる。しかも,少なくない数,いるように思われる。
 そういう人が,以後,それを取り戻す可能性はゼロだ。スタートラインにすら立てないで終わる人だ。おまえもそうではないかと,絶対言われるんだろうな。

● にしてもだ。70歳を過ぎてからも若い女性と付き合いたいというのが,男の生きる砦になるのだとすると(いや,オレはそうじゃないよと言う人もいるか。そいつはたぶん偽善者だ),男というのはごく単純なメカニズムで生かされていることになりそうだ。
 それがいいとか悪いとか情けないという話ではない。そこに居直るべきだろうね。それで何が悪い,と。

● 以下,蛇足。
 70歳を過ぎても若い女性と付き合いたいという場合,女性を選ぶことが大切だと思う。どうでもいい女にエネルギーを消耗しないことがかなり大事になってくる。
 これも年齢を問わず大事なことだけれども,どうしたってエネルギーが枯れてくるだろう老年期になれば,エネルギーの無駄使いは避けたいものだ。
 要するに,カサノバ的になってはいけないんじゃないか。
 もちろん,それ以前にこちらが彼女たちに選んでもらえなければ話にならないわけだけど,あんまりそこに重きを置きすぎないほうがいいのじゃないか。図々しいくらいでちょうどいいんじゃないか,と存ずる。

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