2015年10月7日水曜日

2015.10.07 野口英世記念館

● 恵隆寺のあと,野口英世記念館にも立ち寄った。記憶はかなり朧なんだけど,中学生の修学旅行で一度来ているかもしれない。そのときはもちろん,こんな立派な記念館はなくて,生家を見ただけだったのだと思う。
 その後も,16,7年前に来ている。

● 野口英世の伝記をぼくも児童か生徒だった頃に読んだことがある。母親がひとりで貧困に耐えて英世を育てたというイメージを持っていたんだけど,彼の生家は当時とすればかなり立派なものだったと思われる。座敷まであるんだから。
 ただ,旧五十嵐家住宅もそうなんだけど,冬は寒かったろう。農耕用に馬を飼っていたから,馬の体温も熱源になっていたのか。あるいは,昔の人は寒さに強かったんだろうか。

● 今回,注目したのは英世の絵画だ。油彩をいくつも残している。記念館のミュージアムショップで何枚か彼の油彩を絵はがきにしたものを買ってみた。
 風景画は素人にしてはだいぶ巧いじゃないかという域を出ていないのかもしれないけれども,メリー夫人を描いた肖像画はこちらに迫ってくるものがある。インパクトがある。
 夫人はネイティブ・アメリカンの血を引いていたんですかね。豊満で気が強そうに思える(気の弱い女なんているのかどうか知らないけど)。

● 原色を大胆に使っている。この絵に出会えただけでも,ここに来た甲斐があったかもしれない。

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