● 午後3時頃だったか。宇都宮駅ビルの中にあるモスバーガーのカウンター席の隅っこで,チーズバーガーをパクついていた。
ら。隣に,40代後半とおぼしき(50歳に達していたかもしれない)ビジネスウーマンが座った。パンツスーツで,顔も髪もバッチリ作っている。
● スマホとタブレットを取りだし,タブレットを叩き始めた。ノートタイプのカバーを付けたスマホに電話がかかってきた。彼女はタブレットをにらみながら,電話に出た。
結婚指輪はしていなかった。一人で暮らしているんだろうか。何時に起きるんだろう。どんな仕事をしているのかね。昼食を食べる時間がなくて今になったのだろか。
● と想像を逞しくてしてみた。彼女を主人公にしてひとつの物語をでっちあげることもできそうだ。それを想像させる人は魅力的な人だ。
が,こういうときに守らなければならない鉄則がある。細部を観察しすぎないことだ。それをやると必ずアラが見えるから。そんなのを見つけてもいいことは何もない。
● だいたいが,ハンバーガーを食べるのだ。どうやって食べたって,上品さは損なわれるわけだ。
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