● その日,昼食は若松の「渋川問屋」というところで食べた。築120年は経っているという建物だった。宴会はもちろん,宿泊もできるようだ。
けっこうなお値段になるのかもしれないけれども。
● だいぶ前に「鶴井筒」に行ったことがある。会津の郷土料理は保存食が多いことは知っていた。ニシンが多いこともね。保存食だから不味いということはない。滋養がある。健康食でもあるだろう。
が,鮮度にインパクトを求めるのが今風か。
● 会津の人たちも地元の郷土料理を食べることは滅多にないだろう。そこはどこでも同じだ。ハンバーガーや牛丼を食べているのだ。
● でも,東北や北陸に行って羨ましいと思うのが,余所から来た人を案内できる郷土料理店があることだ。栃木にはあるのかな,郷土料理。
いきなり「しもつかれ」に行ってしまいそうだ。「しもつかれ」はよそゆきの料理ではない。基本的に廃物利用だ。廃物利用だから不味いと限った話ではないにしても,やはりよそ様に食べさせるには躊躇するところがある。
● 要するにないんですよね,栃木には。郷土料理って。
海がないのが効いてますかねぇ。それを言うなら会津にも海はないわけだけど。食に関しては,栃木は昔から貧しかったのかなぁと思うことがある。
食文化などというと大げさになる。要は,栃木県人は昔からあまり旨いものは食べてこなかったのではないかと思うだけだ。
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