2016年8月12日金曜日

2016.08.10 ぼくの避暑地は電車の中

● 宇都宮から逗子行きの湘南新宿ラインの電車に乗った。ヒンヤリ涼しい。助かったぁ。これ,天国。
 始発駅から乗るんだから,必ず座れる。座れれば,いよいよ,これ,天国。

● 電車の中というのはマルチな空間で,何でもできる。まず昼寝をするのに最善だ。規則的に揺れるからだろう。動くゆりかごだ。電車の中でうたた寝をむさぼるのは,この世を代表する幸せな体験のひとつだろう。
 しかも,ここは日本だ、治安がいい。寝てる間に何かを盗まれる可能性は絶無と言っていい。

● 好きな人なら,昼間からプシュッとやるのもいいね。缶ビールでも缶酎ハイでも。おつまみもコンビニかキオスクで買っておく。
 昼間の酒は少しでも効く。流れ去っていく景色を愛でながら,動くパブタイムの始まりだ。これを極楽と言わずして何という。

● また,電車の中は本を読むのにも絶好だ。最も読書が進む空間だろう。自宅の書斎では読めなくても,電車に乗れば読める。
 気になっている本や雑誌を数冊抱えて,電車の中の人になってみる。電車の中は最上の読書室でもあるのだ。

● 世相ウォッチングをするのもいい。いろんな年齢の人が乗ってくる。彼ら,彼女らの話が,聞く気がなくとも聞こえてくる。
 若者の話からは,そうか,今はこんなことが流行っているのかということがわかる。自分の知らないことを彼らが話していると,あとで調べてみようかと思う(実際に調べてみることはまずないわけだけど)。

● つまり,電車に乗っていれば退屈とは無縁でいられる。しかも冷房が効いているのだ。涼しいのだ。
 外はこの猛暑。でも,電車に乗るだけで猛暑は自分とは別の世界の出来事になる。

● 軽井沢や上高地に行くことはないよ。電車に乗ればいいだけだよ。
 今の時期は「青春18きっぷ」が使える。2,300円で1日乗り放題だ。避暑地に別荘なんぞ持たずとも,安く快適に避暑ができる時代にぼくらは住んでいるのだよ。

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