● 中央線の武蔵小金井に用事があって来た。1時を過ぎているんだけど,駅の近くの食堂街にあるリンガーハットで皿うどんを食べた。
リンガーハットって,駅そばのスタンドより多いかもしれないですね。たいていのショッピングセンターには入っている感じ。ぼくの近くでも,宇都宮だとジョイフル本田とベルモールにあるし,氏家のBIGにもある。
● そのリンガーハット,今回がたぶん三度目になる。今回はチャンポンではなく,皿うどんにしてみた。麺を2倍にしても料金が同じなので,その麺2倍を注文。
チャンポンとか皿うどんというのは,ゆっくりと味わって食べるものではなく,ソソクサと食べるものなのだろう。ファストフードなのだろう。
● 元々そうなのか。そこはわからないけど,あまり時間をかけないで作れるものでしょ。
日本に昔からある料理って,寿司にしろ蕎麦にしろ,基本,ファストフードなのではあるまいか。寿司なんてのは回転寿司店ができてから,ファストフードの性格を一層増したように思うけど。
● ま,あたりまえの話で,昔の庶民にゆっくりと食事を味わうなんて贅沢が許されたはずがない。喰うや喰わずだったのだろうから。庶民にとって,食事が文化になるなどあり得なかったと思う。
ゆっくり食事を味わうなんぞというライフスタイルが許されたのは,ヨーロッパの三文貴族くらいのものだろう。
● でありながら,どこの国でも伝統料理には手のこんだものがある。手はこんでいなくても,ノウハウ-旨く食べるためのひと手間-の伝承があったりする。
喰うや喰わずであっても,旨く食べるために工夫を重ねていたのだなぁ,と。食い意地ってすごいなぁ,と。
● で,話を皿うどんに戻すと,リンガーハットで麺2倍の皿うどんを食べていると,自分がブロイラーになった気がする。リンガーハットで食べることは,自分をブロイラーにすることである。
リンガーハットに限らない。サイゼリヤもそうだ。アレもそうだし,コレもそうだ。
● でもあれですよ。高級ホテルのビュッフェランチを食べるのも,自分をブロイラーに見立てる行為だよねぇ。
結局,食べ方の問題ですかねぇ。リンガーハットで食べるからじゃなく,皿うどんを食べるからじゃなく,ブロイラー的な食べ方をしてしまうのがいけないのかね。
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