2016年8月12日金曜日

2016.08.10 東京の活力

● 夜,21時頃,浜松町の駅の周辺を歩いてみた。このあたり,酒場が密集している。新橋を彷彿させる。山手線でひと駅しか離れていないわけだが。
 その酒場のどれもが人で埋まっている。仕事帰りのサラリーマンとOLだ。この時間帯にこれだけの人が飲んでいる。

● ぼくの感覚だと二次会になっている時間帯なのだが,どうもそういう感じではない。遅くまで仕事をして,今はまだ一軒目のように思える。
 仕事の話を種にガンガン飲んでいる様子だ。大げさにいえば,東京の活力を見る思いがした。

● ぼくは,夜ともなれば,外を歩いているのは人よりも犬や猫の方が多い地域に住んでいるので,こういう光景にはけっこう驚くのだ。
 東京の都市景観の王者に相応しいのは,この酒場街の活気あふれる光景ではあるまいか。

● 次に有楽町に行ってみる。22時の銀座は静かな印象。社交ビルにクラブやバーの電飾看板は華やかに光っているけれど,中はどうなのだろうか。ひと頃よりは良くなっているんじゃないかとも思うんだけどね。
 客待ちをするタクシーが並んでいた。タクシーを捕まえるのが大変だった時期もあった。今は昔?

● ただし,静かなのは浜松町と比べての話であって,地方都市と比べるのであれば,当然,別の結論になる。
 ショーウィンドウの壁を塗り直している職人がいた。この時間帯にこういう仕事をやっている人がいる。宇都宮にもショーウィンドウがないわけではないけれど,こういう光景は見た記憶がない。たぶん,昼間やってるんじゃなかろうか。

● ずっと歩いて新橋まで来ると,浜松町を凌ぐ活気になる。この時間帯にこれだけ飲んでるとは。東京のサラリーマンって凄い。
 浜松町に戻ると,今度は浴衣姿の若い男女があふれていた。花火大会でもあったのかね。それを船上から見るとか。

● 酔っ払っているカップル。転んで痛ぁいと泣いている女の子と,それを気づかう(気づかっているフリをしている)男の子の集団。
 相方によれば,そこで何人の男が寄ってくるかが大問題とのことなのだが。

● 若者が無駄なパワーにあふれているのは,都会でも田舎でも同じこと。彼らはそのパワーを持てあましているのかもしれないけれど,年寄りからみれば,彼らが波瀾万丈の可能性を保持していることが羨ましい。
 が,東京の活力は彼ら若者ではなくて,サラリーマンとOLさんから感じた。浜松町と新橋のサラリーマン&OL。

● と,ここまで書いて気がついたのだが,明日は休みなんだね(だから,ぼくも夜の東京を散歩していられたんだった)。っていうか,明日から1週間はお盆休みになる会社もけっこうあるのかもね。
 だとすれば,今夜は飲み日和だな。いや,それにしたって凄いよ。

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